人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

大変でした

2022年02月15日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

平穏な日々を過ごしている。少し気になるのは、昨年10月に手術したヘルニアだが、やはり少し違和感があり、気にしながらの生活である。

「大変でした」と書いたのは、今朝の明け方の事。私はベットが嫌いで、畳にマットと布団を敷いて寝ているのだが、5時ごろに異変を感じて目が覚めた。何とストーマが外れておしっこが漏れていた。6年間の間に本能的に感じ取れるようになり、異変が起きると目が覚める。

ストーマを付けている人には理解していただけると思うが、普段は1000ミリリットルほど入る袋をお腹に付けているが、夜は満タンになるので、このストーマに延長の管を繋いで満タンになっても受け皿となるように、大きな袋に繋いでいる。普段は約3時間で満タンになり排出するのだが、飲料の量やコーヒーなどを飲むと2時間と持たない。

この夜間用の大きな袋は10時間でも大丈夫なので、普段は気にすることも無く熟睡しているが、やはりトラウマになっているのか、異変には敏感に反応する。

と言う訳で、夜の就寝時には、お腹のストーマは空で管の役割をしているので、常にお腹のストーマから延長の管を通って大きな袋垂れ流して貯めている。

異変に気付いたのは、パジャマや下着が濡れて冷たくて目が覚めたと言う訳である。

しかし、大半は大きな袋に貯めているので、大量に漏れる事はないので、布団や畳に漏れる事は無い。新たに排出されたおしっこの分だけなので、量は僅かでは在るが冷たさを感じる。感じなければ、その後は垂れ流し状態になるので、やはり長年の慣れで目が覚めた。

直ぐに確認をして、隣で寝ている妻を起こし、見てもらうとお腹に張り付けたストーマのベースは大丈夫なようで、取り換える事も無く、袋をはめ直しをして対処してもらった。パジャマや下着を交換してもらったが、既に6時前。再び眠る時間も無いので、そのまま起床した。

寝ていて無意識のうちに寝返りや、動いてベースが引っ張られて剥がれる事は、年に5回くらいは有る。特に夏場は汗ばみ、貼り付けが弱くなるので剥がれやすい。1年365日、このストーマから解放されることは無いが、考えようでは寒い中の夜中のトイレも大変なので、「まぁーいいか」と思っているが、世話をしてくれる妻にはすまないと思っている

もう以前に戻る事は無いので、そう思うより仕方が無いと言った方が正解である。誰が悪い訳でもなく、自分がガンになったのが不運と言う事である。

私は膀胱の代わりのストーマだが、大腸がんになると大便のストーマを付ける必要があり、処理も大変になると聞いた。

一般的には、おへその右側が膀胱用のストーマで、左側が大腸の代わりのストーマと聞いた。いずにしても不便であるが、ガンは感染症では無く誰にも責任は無い。ただ不運である。

こうして生きている事だけでも感謝しなくては、ありがたい事である。

ガンと言う病は、転移や再発の不安もあるが、後遺症も残り身体障害者に認定されることも少なくない。厄介な病である防ぎようがないので、異変を感じたら躊躇わずに「早期発見、早期治療」を心がけましょう。

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