サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

初心者の練習

2005-09-05 23:22:27 | コーチとして
今回は1年生に伝えたニュアンスの話。
初心者は、馬は生き物だから勝手に走ってくれると考えます。だから、主体性を持って推進するのではなく、馬の前進気勢に関係なく軽速歩の上下運動を繰り返し、馬が活発に動いていないから余計にバランスを崩す。
私は馬を自転車に例えます。自転車がペダルを漕いでいないと止まってしまう(引っ繰り返ってしまう)のと同じく、馬も推進をし続けないと止まってしまう。だから、生き物である馬に乗っているとは思わないで、自転車だと思って前進させ続けなさいと言います。

『自転車で出かけるのは良いが、自転車に乗って君はどこへ行くの?』とも聞きます。
『近所のコンビにへふらふらとお菓子を買いにいくような乗り方はダメ!! 現在時刻8:55で、9:00~の1限目の授業に遅れそう。しかも出席にとても厳しい先生の授業に一生懸命向かっている、そんな自転車の漕ぎ方をしなさい。』と。
後は声の追い鞭。『前へ出せ!! 蹴れ!! 常に加速感を求めろ!!』などなど。

まあ、そんな風に準備運動代わりの軽速歩を要求した後、調馬索でバランスレッスンです。
基本は軽速歩、駈歩(2ポイント)、そして常歩~駈歩、速歩~駈歩、軽駈歩の繰り返しです。とにかく手綱に頼らないで、自分のバランスを維持できるよう、肩の力を抜いて拳を下げさせること。
1週間、ほぼ毎日調馬索を廻されてリベラもかなりこなれてきました。結構踏み込みの良い状態になってきたし、反抗も少なくなって随分楽になってきました。
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