サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

馬場馬術の正装とは?

2005-09-28 20:33:11 | 庄原TRF
私なりのこだわり。
馬場馬術競技の服装ですが、F.E.I.の馬場馬術競技会規定では
第427条 服装
1.民間人:CDI***,CDIO.選手権大会.地域大会.オリンピック大会では黒か紺の乗馬服(tail coat)、シルクハット(top hat)、白かオフホワイトのキュロット、ストックかタイ、手袋、黒の長靴、拍車を着用しなければならない。CDI*とCDI**では黒か紺の乗馬服と山高帽(bowler hat)か猟奇帽(hunting cap)を着用してもよい。
となっています。
海外では、tail coat(燕尾服)を着用して競技に出場する基準はセントジョージ賞典馬場馬術からで、それ以下では乗馬服とbowler hat が標準です。日馬連の国際審判員の方に聞いたことがありますが、外国人は第2課目や第3課目に燕尾服で出てくる日本人のことを嘲笑している、と。では何で日本人はこぞって燕尾服を着て出て来るのか。
第2課目だろうが第3課目だろうが、乗馬クラブの側では『馬場の試合に出るんだから、燕尾服を着ましょうよ!!』と営業するし、お客さんも正直なところは燕尾服が着たい。
でも燕尾服は正装です。結婚式や葬儀の席で、親族以外がモーニングを着用することは有り得ない。
昨年のことですが、真夏の試合でセントジョージの準備運動中にラガーシャツを着用して乗っていた私に対して審判員から、『白いシャツに着替えてください。』との注意があった。競技ではストックと燕尾服でラガーシャツは完全に隠れてしまうから規程違反ではないのですが、『正装の下にラガーシャツは着用しないでしょう。これは競技者のマナーです。』と教えられました。メジャーの試合を経験したことが無い田舎者の私は、自分の不見識を恥じました。

話が横道にそれましたが、だから私は今回の試合に臨んで、障害用より着丈の長いジャケットを新に購入し、乗馬服とセットになるようbowler hat も新に購入した。総額で5万円オーバー、高い買い物でした。当然ですが、燕尾服とシルクハットも持っていますよ。

しかし競技では(第3課目以上)乗馬服で出場したのは私とM笠君の2名のみ。第2課目では乗馬服の方が何名かいらっしゃいました。
表彰式にいたっては、燕尾服を着ていないのは私だけでした。
恥ずかしかった? とんでもないです。自分は自分のこだわりに誇りを持っています。清史郎を第4課目、そしてセントジョージ賞典馬場へと調教を進め、必ず燕尾服で競技に臨みたい。それまではお預けです。

では学生は?
課目の難易度は第4課目+4歩ごと3回といったところの学生賞典馬場馬術競技ですが、学生馬術の最高峰である競技ですから、燕尾服は着用させます。
12月に全日本学生選手権馬術大会に出場する美子も同じ。運動課目は第3課目馬場程度の学生選手権馬場課目ですが、やはり学生馬術の全日本大会ですのでTRF備品の燕尾服を着用させます。燕尾服に恥じない運動をするよう、選手を鍛えれば良いだけの話です。

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