サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

あと二日、もう一踏ん張り

2006-03-31 21:52:58 | 庄原TRF
明日と明後日の土日がアパートの入居のピークです。だからもう一踏ん張り。

今日もバタバタ走り回って、結局馬には乗らずです。美子の指導も一鞍だけで、あとは勝手に乗っといて~。

でも、時々戻ってきては『あそこがああだ・・・ココが如何たら・・・』
一瞬見た目の雰囲気は大切です。見た目の雰囲気が乗れていれば、だいたい問題なしだから。


しかし清兎の肢は完治しません。骨瘤自体は小さくならないし、頭の良い馬だから痛みのトラウマが残ったのかもしれません。本腰入れて休養かな~。

平成18年度最初の県大会が、4月15日~16日と決まりました。体調が万全ならフル回転させるところですが、これまた困ったことです。
調教が出来上がってきて、これからいよいよ競技という時に故障は辛い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び、♪♪・・・名残~雪~も~振る~とき~を知り~♪♪

2006-03-30 20:42:03 | 庄原TRF
いや~、雪ですよ、雪!!

気温はさほど低くないから(でも今日の最高気温は7℃。明日は4℃)、積雪はなく地面に落ちたら融けてしまうのですが、午後の一時は吹雪でした。

今週は多忙で、昨日・今日が忙しさのピークでした。
朝から一日中走り回り、合間を縫って業者さんやバイトの学生さんに補修箇所や掃除箇所の指示です。


馬達は、朝馬房掃除をしたら餌をやってほぼ1日放置です。

天気が良かった月曜と火曜は、放牧もしましたが(・・・馬場に出して、半日後に厩舎へ戻すだけ)昨日と今日は天気も悪いから放牧も無し。だって、馬場がビチョビチョで、ゴロンゴロンとされたらあとの手入れが大変で超多忙の私に手入れの時間は無いから。

それでも今日は午後からファリスだけは美子を乗せて運動しました。

今日の美子の運動で感じたことは、『運動に対する理解が深まったな~』ということ。
運動に対して注意をしたら、次は運動が修正出来るようになっています。

具体的に言いますと、斜横歩の目的を理解して運動することが出来たことです。
(・・・此れじゃあ全然具体的でないか)


軽速歩で馬場を周回し、まとまりが良くなってきたので中央線~右へ・左へと直線~斜線への斜横歩を要求しました。
すると最初の1回は外方の肩から馬が逃げて正しい運動になっていない。そこで斜横歩を行なう目的を再度説明です。

斜線上で斜横歩をする場合、第三課目1994のように競技の項目として行なう場合は絶対に腰を先行させてはいけません。しかし斜横歩は調教運動であって競技で採点対象にする運動ではないとの考え方から、競技では廃止されました。
肩内~腰内~横歩運動の前の柔軟運動のために斜横歩を行なう場合、私は僅かに(10cm程度)腰を先行させます。50cmも先行させることはありませんが、僅かに腰を先行させることによって脾腹部分のストレッチを要求します。
この事を美子に説明したのですが、以後の運動ではハナマルを点けても良いストレッチ効果の発揮された斜横歩が出来ました。

新学期からはファリスの管理ベースを西条厩舎に移すのですが、難しい運動を一人でこなすことまでは要求しません。
しかし、ハミを受けて馬を丸くすることを理解できる(丸く出来る、とはややニュアンスが違います)、側方ストレッチということが理解できる、という二つの理解は大きいです。

今日はいつもと違って、罵声のない練習でした。

美子の成長が感じられて嬉しくもあり、しかし物足らなくもあった練習でしたね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無事之名馬を痛感しています

2006-03-28 14:35:34 | コーチとして
体が無事だけど競技に通用しないのでは名馬の素養に欠けるとは思いますが、故障がなくて思い切って毎日の調教に励むことが出来る、は間違いなく名馬に必要なことと思います。

清兎は試合の1ヶ月前くらいから馬場よりも障害の方に軸足を移した運動が多くなっていましたが、骨溜が原因と思われる破行があって結局競技は棄権でした。私と美子が出場したフレンドシップでは全く迷いの無い走行だった・・・というより騎手がミスして障害前のラインを間違えたのに騎手を引きずって飛越したことから、障害馬の素質も馬場に劣らず充分と見ました。
試合の教訓を練習に生かして、ドンドン飛ばせたいところですが、破行が治らなければどのようにもなりません。

ファリスも馬場課目が要求する本来の強い収縮運動を要求すると背中から腰の筋肉が悲鳴をあげるから、馬体と相談しながらでないと運動できないし、思い切って運動できることの幸せということを感じます。




話は変りますが、広大馬術部のHPで新入生の書き込みに対して美子が、『馬術部は楽しいですよ~』と書いていました。

傍目から見たら、人一倍怒鳴られて、試合会場でもボロかすに指導されて、『・・・楽しくな~い!!』とブ~垂れているのですが、学業に部活にととても充実した学生生活を送っていると思います。

競技に出ることだけが馬術部の生活ではありませんが、大学に入って馬術部に入り、美子のように学生賞典馬場に出場したり、MIREIのように障害で中障害を目指そうかという学生が居たり、馬に恵まれなくて今回は小障害や第3課目レベルだったその他の学生を見ますと、競技出場は練習の大きなモチベーションとなっていると思います。

充実感=緊張感という面は否めないとも思います。のんびりとした日々を過ごすのも良いですが、試合前の緊張と試合後の安堵感。内容が良ければ笑顔がこぼれ、不満足なら落ち込んだ表情・・・。
良いじゃないですか。それで人間は成長するんですから。

そして、出来ることなら試合後に選手も指導者も笑顔でいたい。だから平素の練習で怒鳴りまくるのよ~、美子ちゃん!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忙しい~

2006-03-27 22:47:41 | 庄原TRF
年間で一番忙しい3月末がやってきました。

私の生業はアパート経営。そして入居者の大半が地元の大学の学生さん。しかも皆さん3月24日の卒業式が終わるまで退居されないし、新入生や転勤で移動してくる新しい入居者の方は4月1日・2日の入居を希望される。

この1週間でアパートのクロス張替えや、流し台・レンジフード・浴室・トイレなどの清掃をこなさなければならないのです。

アルバイトを使ったり、一部は業者に頼むのですが、最後はやはり自分の働き如何となります。

あと4日間、しっかり働かねば・・・。

当然、馬に乗る時間は取れません。今日はとても天気が良かったから半日ずつで放牧です。明日も何とか天気が持ちそうですが、午後遅くには真冬がやってくるらしいです。雪が積もる可能性もあるようです。
残る雪ではないでしょうが、もう寒いのは嫌だな~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マジで体が重いです

2006-03-26 09:06:42 | 庄原TRF
今朝も普通どおりに朝馬場へ行きましたが、馬に乗りたいという気持ちにならない・・・。

これは美子も同じで、結局二人でTVを見ながらコーヒーを飲んで、アパートを退去する学生さんの父兄から頂いたお菓子を食べてダラダラしてました。

馬房掃除の間にファリスの曳き馬をして今日の運動は終了。

とにかく体が重いです。

だけど試合会場へ遊びに行ったような清史郎は元気そのもの。馬場運動は体への負担が大きいので、本日は軽めの運動+障害練習で・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疲れてます・・・

2006-03-25 22:55:33 | コーチとして
馬以上に人間が。

試合後はあそこを改善したい、次の目標は○○・・・等と気持ちは高揚するのですが、体までバージョンUPとは行きません。

疲れているな~と感じる自覚症状は、夜の早い時間に眠くなること。夕食後、直ぐに眠くなること。お酒の回りが早くなったこと。

美子も、『背中が痛い、腰が痛い、足が痛い・・・』と言いますが、若い人は気力で頑張ってもらってます。『体が重い・・・』とも言いますが、これは無視。


さて、さて、明日も早いぞ~ということで、
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試合会場でのもう一つの楽しみ

2006-03-24 12:53:18 | コーチとして
それは、他大学の学生がどの程度成長しているか見ることです。

今回の大会では、昨年の夏に2年生ながらしっかりと騎乗した姿を見て、今年の我々にとって必ず嫌な存在になると確信したH工大のT君。予想通り、只一人中障害を完走してくれました。今年がこれだから、4年生の来年は間違いなく中国・四国学生のエースとして君臨するでしょう。

大阪のH岡パパさん共々ファンクラブを結成している?(う~ん、親父が二人で怪しい・・・)スージー君は、馬場よりも障害で成長の跡が見て取れました。昨年の夏以後、秋・冬と真面目に努力してきたことが良く判ります。
私のところの美子もそうですが、学業との両立は大変なことと察します。最後の夏に向けて頑張ってほしいですね。

昨年の夏に3課目で優勝したY大のA君は、2年生ながら部員の減少という部存続の危機と戦っています。正直、競技成績どころでは無いことでしょう。
何の応援も出来ませんが、自分の成長を見守っている他大学の指導者もいることを良い意味で励みにして精進してほしいです。

さて、私は何と言っても美子の指導です。
今回の試合で馬の資質の差は歴然です。我々が120%の運動をしても相手が80%の運動をすれば勝負になりません。でも常に120%の状態を意識し、残りの4ヶ月半を丁寧に過ごしたいと思います。頑張るしかありませんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月もあと残すところ1週間です

2006-03-24 12:45:44 | 庄原TRF
春は別れと出会いの季節ですが、まずは別れがやってきます。

卒業後、大学院に進学して後輩の面倒を見てくれていたtetsu君も間もなく次の研修地である茨城県東海村へ旅立ちますし、他大学ながらTRFへ練習に来たり試合で覇気の無い走行をして怒鳴りつけて気合を入れたことがあるY大のハル君もJRAの獣医として美浦か栗東のトレセンに勤務することとなるようです。

ハル君からは葉書を頂きましたが、北海道の診療所へ短期研修に出かけていましたし、帰ってきても卒業式が済んだら直ぐに山口を離れると思い返事を出していません。
このブログを見ていたら、失礼の段をお詫びします。


学生達はやって来て、そして去って行くわけですが、馬術に関わった数年間が彼等の成長に役立っていれば指導者として幸いです。


さて、間もなく月が替わって4月です。まだ見ぬ馬術部の新入生諸君、馬は良いぞ~!!
待ってるよ~!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日から練習再開

2006-03-23 23:09:17 | 清史郎
とにかく、リズム・バランス・二蹄跡運動の入りのポジション・地点に対する意識向上などなど。

完璧に頭で理解し、100回やって100回出来るようにならないとダメ!!


夏に向けて、厳しい~練習再開の朝でした。


明日から寒気が入って真冬並みの冷え込みがやってくるらしいです。春はなかなか足踏みしてやって来ません。

きちんと足踏みする・・・、後肢旋回のテーマでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今大会、広大で唯一の青リボン(優勝)

2006-03-22 20:36:08 | コーチとして
1年生ながら第2課目に出場したGO君です。

私は審判に入っていたのですが、自分で採点していながら岡大の馬場馬の方が勝っていた印象がありました。

しかし成績集計が終わってみたらGO君と清雷の方が勝っていました。これは課目全般にそつなく得点していた、というか大きく減点されるようなミスも無く、かといって審判が迷うことなく6点を付ける運動を何項目か出来たことに因ると思います。

良い馬に乗っていれば、直進運動はハミにぶら下っていても6点がもらえる可能性があります。
しかしハミにぶら下っているだけで、内方脚が使えなくては隅角や3湾曲での真直性は表現できません。
GO君が良好な真直性を表現できていたならば、成績は55%以上行っていたでしょう。しかし、成績は平凡な52%程度でした。
速歩区間だけを比較したら、GO君は3位位だったかもしれません。しかし、駈歩区間でも6点を付ける事が出来る運動を出来たことに意義があると思います。これが駈歩区間で大きく得点を落とした他の馬との差であったと思います。

優勝できたことは素晴らしい。誉めてやりましょう。
しかし、以後の努力無しには本物の馬場馬である岡大のアバンティーノとリバティーⅠには勝てません。もしかしたら彼が馬場で青色のリボンをもらえるのは4年間の現役生活で最初で最後の可能性が大きい。

そのようなことにならないようにGO君は頑張らねばならないし、そのようなことにさせないようにコーチは良馬を調教せねばなりません。

国体開催県が購入した馬が大学馬術部に譲渡されたことはライバル校にとってはとてつもなく大きな壁が目前に立ちはだかったことを意味します。ええ加減な指導やええ加減な調教では絶対に対抗出来ません。
では戦う前から白旗を揚げますか?

答えは当然 【NO】 です。
夏に一矢報いるには死に物狂いで馬を作り、学生を鍛えねばなりませんね・・・。

ま、美子始めMIREIちゃん・・・覚悟を決めていただくしかないでしょう。

『言われるまでもない事です!!』という、頼もしい返事が返ってきましたよ。

エリア内のライバル校に本物の馬が来たことは素晴らしいことですね。挑む山が低ければ、人はピクニック気分で生活しますから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする