今回は私の担当馬、清史郎と清兎の2頭を連れて参加です。
馬場馬術はセントジョージが2頭、4課目が2頭と低調な参加でしたが、3課目2004Longには14頭ほどの参加がありました。
自分が反省したのは、清史郎なら常にそこそこの成績が出せる自信がついたから兵庫や大阪の強い人馬が集う大会に照準を定めて広島県内のローカル大会は遠慮しようなどと不遜なことを考えた甘さです。
大学生達が参加の中心であった従来と違い、乗馬クラブ関係から良馬と技術もある選手が出てきました。3課目の準備運動をしていて手応えはありましたから清史郎でベストライドしていれば勝てた可能性はありますが、鼻歌を歌いながら流して演技を・・・などという雰囲気ではありませんでした。メイッパイの演技をしないと勝負出来ない状況でした。試合を舐めてはいかんです。
さて、美子の清史郎と清兎ですが、清史郎は彼女のベストライドとは程遠く、ボロボロと言っても良い内容でした。練習で注意している悪いところを全部試合で見せた、と言って良いでしょう。人間の技術だけでなく、人と馬の相性も良くないようです。試合で勝てる可能性がある馬=乗りやすい馬ではない、です。ま、良くある話。
片や2課目の清兎は、今の美子のベストライドだったと言って良いでしょう。合格点でした。得点は54.9%だから約55%。練習も含めて今までで一番の内容でした。本人曰く、『清史郎で失敗したから開き直って運動しました・・』と。
3課目は反対駈歩のバランスとハミの支点が今一つ納得出来なくてエントリーしませんでしたが、清兎の県大会デビューを私ではなく美子に乗せて、青リボンですから最大限に誉めてやらねばなりませんね。
3課目・2課目を見て感じたことは、基本に忠実な運動、初級馬場に何が求められているかの表現できる人馬が居なかったことが残念です。
特に3課目では、水勒で出場したのは清史郎ともう1頭のみで、他は全て大勒でした。大勒とは何を要求する道具なのかを考えると非常に残念です。
伸び伸びとした運動を表現できた人馬は無く、地点での移行を忠実に守るところまででした。東京のF本氏は私と清史郎の運動を、初々しく清々しいと表現しました。これは馬が6歳と若いからだけでなく、水勒で正しいハミ受けを目指している部分に起因していると思います。お客さんを乗せる場合は仕方ないと思いますが、乗馬クラブの指導者が出場する場合は意識してもらいたいと思うのです。
清史郎の怖がりは相変わらずで、他の馬と対向するとぶっ飛ぶ!!びびる!!で、馬の心臓はバクバク!!
今回は障害競技でデコレーションにプランターが豊富にセットされていたことも更にビビリに拍車です。TNKコーチはぶっ飛んだ清史郎に振られて危うく落馬失権。何とか鞍に戻れましたが本当に危なかったです。試合後とに少しづつ成長してくれることを願っています。
その点清兎は落ち着いていました。でも障害では信頼をおけない部分が多いから、今しばらくは試合に関しては馬場に専念でしょう。