荘内神社 巫女ブログ

荘内神社の公式ブログです。
女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

鶴ヶ岡城址菊花展!

2011年10月30日 | 日記
いよいよ菊花展が鶴岡公園で始まりました。



菊職人が丹精込めて育てた菊300鉢が表参道に飾られています。


10月29日、私も出展するため、最後の水やりをしました。




そして、名札を付けました。





3鉢出す予定だったのですが、1鉢遅れてしまい、断念しましたが、2鉢で勝負します!


誰が作ったかわからないように、目隠しをします。





いざ!出展!





私は新人部門です。









飾って驚きました!
他の新人さん・・・どこが新人なのですか?





私のと全然違う!


そして、プロはもっと違いました!
本当にきれいです!












そして、30日。審査会の日です。

役員の方々が審査していきます。





良いと思ったものを外に出していました。






・・・私のをまぜちゃおうか・・・!笑


そんなことも考えましたが、結果を待ちました。






このように番号をつけていきます。





そして午後、ぞくぞくと賞が貼られていました。

鶴岡市長賞





自民党総裁賞





文部科学大臣賞・山形県議会議長賞






などなどたくさんありました。



そして私の菊を見にいきました・・・・・




なんか黄色い札が付いているーーー!









なんと!菊花会会長賞と奨励賞でした!



嬉しくて嬉しくてびっくりでした!


6月くらいから毎日育ててきましたが、菊のことを忘れたことはありませんでした。

今年は変わった気候が多かったので、夜中のゲリラ豪雨のような音がしたときは外に飛び出して菊をしまいに行ったり、真夏の暑い時期には日陰に入れたり・・・


本当に大変でしたが、その想いが菊の花に伝わったようで本当に嬉しかったです。

私の菊作りは始まったばかりです!
今年の反省を生かして、来年もっと良い花を咲かせられるように頑張ります!



私が電話をするとすぐに飛んできて教えて下さった師匠!
本当にありがとうございました。




鶴ヶ岡城址菊花展は11月6日まで行われています。
ぜひお越しください!!



最後は菊の花の中の結婚式♪








ちなみに・・・菊花会会長は私の父(宮司)です!笑 でもちゃんと厳選なる審査の結果ですヨ!





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地鎮祭

2011年10月29日 | 日記
権禰宜です。
昨日は大安でお日柄が良いので、外でのお祭がたくさんありました。
私はまだ外のお祭は経験不足なので、祭員として宮司と一緒に行きました。


今日は道形保育園の地鎮祭(じちんさい)です。
お祭を始める前に宮司が地鎮祭の意義を説明しました。




地鎮祭は、建物を建てる前に行うお祭です。
その土地の神様をお呼びして、この土地に何を建てるのか、どのような目的なのかなどをご報告します。
そして建設に携わる方々の安全をお祈りします。

神事


まず参列者をお祓いします。




次に、土地の神様をお呼びする降神の儀





献饌の儀


祝詞奏上の儀








そして土地をお祓いする切麻散米の儀








刈初(かりそめ)の儀・・・その土地の荒草を初めて刈るという儀式。設計士さんが行います。


鍬(くわ)入れの儀・・・その土地を初めてならす儀式。施主(建てる人)さんが行います。

鎮物埋納・・・土地の神様にお守りを納める儀式。斎主(神主)が行う。





穿初(うがちぞめ)の儀・・・工事をスタートさせる儀式。施工者(建設会社の方)が行う。


玉串拝礼の儀


そして、神様にお帰りいただく昇神の儀


神事は滞りなく取り納めました。


そして、みなさんで乾杯をするのですが、その飲み物がすごかったんです!
神様にお供えしたお神酒を飲むのですが、いざ飲んでみると甘いのです!


今は飲酒運転などが厳しくなっているので、スポーツドリンクでした!

普段は飲むマネをして土地に返すのですが・・・





お祭が終わると、保育園の園児たちが


「こっちきてぇぇーーーーー」


と大きな声で呼んでいました。


行ってみると、「頭をなでてください」と言われたので、


「良い子になりますように☆」


と祈りをこめて、全員の頭をなでました。


帰る時も、私たちが見えなくなるまで手を振ってくれていました。
本当にかわいかったです。



この土地にできる保育園は、木をたくさん使って造るそうです。
色も落ち着いた感じにして、子供たちの2番目のお家のような保育園にしたいとのことでした。

自然の暖かさや、風を感じる造りだそうです。

たのしみです。



せばの。




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正式参拝

2011年10月28日 | 日記
10月25日午前11時、神社庁の東田川支部第6区(旧立川地域)の神職、総代(神社の役員)34名が参拝に来られました。
参集殿でお茶とお菓子(神紋が入ったお菓子)をいただきながら、宮司である小生がおしゃべりをしました。(酒井公のこと、お城のこと、城下町のこと・・・)



そして、御社殿でお参りです。




禰宜と権禰宜が奉仕しました。






ここでまた小生が、社殿のこと、大太鼓のことを少しおしゃべりです。(少ししゃべり過ぎました。スミマセン・・)
宝物殿を案内して、御神宝のことを説明し、参集殿で直会(昼食会)です。



神社職員手作りのいも煮を食べていただきました。

じゃーん!









小生も一緒にいただきながらしばしの歓談。
とても楽しい一時でした。(若い神職との話も懐かしく楽しかった)
また来て下さいの。



同じ日の午後、冷たい雨が降りしきる中、境内で冬を迎える準備が始まりました。
お城址である鶴岡公園には、85本の松があります。(神社は4本)
この松の胴にも「こも」(わらを編んだもの)を巻くのです。
効果の程はわかりませんが、ここに越冬のために虫が入るのだそうです。
春になってはずし、焼却します。
鶴岡公園の係りのおじさん達が手際よく巻いてくれていました。









ご苦労さまです。



そして、神社境内の柊(ひいらぎ)の花が満開を迎えました!






とてもいい香りがして、参拝者の方には「お香をたいているんですか?」と聞かれます。


この小さな花からにおいがするんですヨ!



ぜひいらしてみてくださいの!



せばの。



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雛のデザインコンペ

2011年10月25日 | 日記
宮司です。
来年の話をすると鬼が笑いますが、しなくてはならないのです。
平成24年の鶴岡雛物語のポスターを決めるデザインコンペです!


鶴岡の印刷会社7社から、14点の作品が寄せられました。
10月20日に、酒井会長を始め、商工会議所、丙申堂、湯田川温泉、致道博物館、市役所観光物産課、荘内神社の面々で、審査しました。










1回目の投票で4点にしぼり、2回目の投票でJA山形さんの作品に決定しました。
(実は、1回目のトップと2回目では逆転したのです)


決定のお知らせをお電話したのですが、


「なんだかオリンピックの開催地を決めるようで、ドキドキでした!」

とおっしゃっていました。



デザイナーの皆さんの労作に感謝します。
来年はぜひ良い年にしたいと思い、あたたかなひな祭りを企画したいと思います。



どんなポスターになったかは、来年のお楽しみです♪




せばの。



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にぎわい市☆

2011年10月24日 | 日記
権禰宜です。
10月22、23日に、鶴岡公園の芝生広場で鶴岡市などが主催した「にぎわい市」が開催されました。
観光客や市民が旬の食材や太鼓や獅子舞の伝統芸能を楽しみました。





私もちょっと抜け出して行ってきました☆


お店をまわっていると、鶴岡B級グルメになっている、「シルク焼きそば」がありました。



中に食用の絹が入っています!

私のお昼ごはんに買いました。
麺がもちもちしていておいしかったです。


ちなみに、ソースはあとからかけるんですヨ♪



お店には干物屋さんや漬物屋さんなどたくさん出店していました。


いろいろ見ていると神社のご近所さんが出店していました☆





手塚商店さんです!

このブログも見て下さっているそうです。ありがとうございます!





手塚商店名物!「ガサ海老のお味噌汁」




ダシきいてがとっっってもおいしかったです。


その後は、太鼓の演舞がありました。





そして神社に戻ると市役所の観光課の方がハッピを着ていました。
すてきです!






鶴岡公園にたくさんお客様がいらしていて、神社にもお参りにきて下さいました。
ありがとうございました。



23日は大安で、とても良い日なので結婚式、七五三、お宮参り、交通安全などたくさんのお参りがありました。


この日は雨だったのですが、結婚式の参進(大鳥居から神社までのおくねり)の時は晴れたんです!
式が始まるとお清めの雨が降り、お帰りの時には小雨になっていました。




本当におめでとうございます!


そして境内には七五三やお宮参りの御祈祷のかたでいっぱいになっていました。









この写真は落ち着いた頃に撮ったのですが、お昼頃は境内中が七五三で着物を着た子供たちでいっぱいでした。


神社の前でみなさんお写真を撮っています。







3歳から7歳までのお子さんが、ちゃんと一人で座って御祈祷を受けてくれました。







御祈祷の最後に玉串拝礼もみんな一人でできるんです!


この子どもたちが大きくなってまた神社にお参りに来て、七五三のことを思い出してくれたらいいなぁ・・・と思いながらお話しました。

11月が1番七五三の御祈祷が多い月になります。
かわいいお子さんたちに会えるのが本当に楽しみです☆


当社は毎日朝9時から夕方5時まで受け付けております。
よく平日はお休みですか?とかお昼休みはありますか?と聞かれてますが、神社はお休みありませんので、いつでもお越しください!

七五三の御祈祷についてはここをご覧ください。


せばの。



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オクナイサマ

2011年10月20日 | 日記
権禰宜です。
今日は、宮司から聞いた荘内藩の酒井様の政治のことを私なりに書いてみます。



昔、殿様が変わると、竹で長さを測り田んぼの検地を行っていました。


検地のしくみはこのようなものです。
図にしてみました。わかりにくくてすみません・・・





紙を田んぼだと思って下さい。
左上から竹をあてて横を測ります。
そして縦を測ります。

この田んぼは一般的に測ると、

横が5
縦が4

で20の広さの田んぼとなり、100俵とれるとします。

年貢はとれたものの内、半分納めることになっているので、50俵納め、もう50俵は農民の分です。



これが普通の測り方なのですが、厳しい藩では、元々の竹を短くして測ったそうです。




この場合は

横が6
縦が5

で30の田んぼとなり、120俵とれることになり、半分の60俵を納めなければならなくなるのです。



しかし!庄内藩の酒井様は違いました!
逆に竹の長さを長くしたのです。



すると、

横が4
縦が3

となり、12の田んぼとなります。これは80俵とれることになり、40俵を納めるだけでよくなるのです。


同じ大きさの田んぼでも検地の仕方によってこんなに違いが出るんだそうです。

このように、酒井様はとても寛大な政治をされていたそうで、農民からも大変感謝されたそうです。


そして時代の流れで検地のやり方も変わっていきましたが、酒井様の検地を受けた方々は、その竹を短く切って分けて、豊作・家内安全の神様として大切にしていたそうです。


それを「オクナイサマ」と言い、今でも大切にしているお家があります。


これです。





紙の中心に竹があります。これが検地で使われていたのです。





白い紙は毎年増やしていくのですが、このことを「着せ替え」と言います。


先日そのお家の方が今年の「着せ替え」に持って来て下さいました。

以前は、その土地に御子さんという方がいて、お願いしていたそうです。
「オクナイサマ」を風になびかせながら、田んぼを歩いて「着せ替え」に行くそうです。


その方もご高齢になり、できなくなってしまったそうなので当社で行っています。
三川町の方なので、持って来る時は車ですが、窓を開けて風をあてながらいらしたそうです。


禰宜に教えてもらいながら、私もいっしょに「着せ替え」をしました。











できたのがこれです。





毎年増やしていくので、どんどん大きくなります。


そして、家内安全の御祈祷をしました。

風呂敷をといて風をあてます。











感謝と家内安全をお祈りします。










このお家では、茶の間の神棚にお祀りされているそうですが、昔から「オクナイサマ」の前でお肉を食べていけないと言われているそうです。
なので、家族ではなるべくお肉を食べず、お客様が来てどうしても食べなければいけない時はお座敷に移して食べたそうです。


そのくらい大切にされているんですね。


今では「オクナイサマ」が残っているお家は少ないそうですが、このような昔から伝わるものを大切にするというのはとても大事だと思います。




ちなみに、なぜ「オクナイサマ」という名前なのかというと、その時検地をされていた酒井様のお名前が、


酒 井 宮 内 大 夫 忠 勝


と言い、

その「宮内」


を取ったと言われています。


酒井忠勝公は、荘内神社の御祭神です。




御祈祷の前に、そのお家の方とお話をしたのですが、


「家が今まで続いているのはこの「オクナイサマ」のおかげだと思っているんですよ」

と言われていて、酒井様はすばらしい政治をされた方なんだなぁと感激してしまいました。


そのすばらしさを若い人たちにも伝えていかなければ!



せばの。




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ひいらぎの木☆

2011年10月17日 | 日記
権禰宜です。


当社には境内に柊(ひいらぎ)の木があります。





以前ブログでも書きましたが、庭師の方が宇宙をイメージして剪定して下さった木です。

柊と言えば、ギザギザの葉なのですが、当社の木は樹齢が100年以上にもなっており、葉が丸くなっています。




人間と同じで、年をとるとだんだん丸くなっていく事から厄除けの木と言われています。

下の方には、新しい芽が出ています。




よーく見るとギザギザです。




この厄除けの柊の木にちなんで、「柊厄除け守り」を作りました。





ギザギザの葉に柊の白いお花が刺繍してあります。








これから白いお花が咲き、いい香りが境内中に広がります。


今はまだつぼみです。







10月の終わりから11月の中頃までがシーズンですので、ぜひいらしてください♪




最近、宮司の更新がなくてすみません。
実は、気管支炎のために森進一のような声になり、高熱にうなされる毎日でした。
今日から復活しましたので・・・


でって!(庄内弁で「困ったものだ」です)

また応援よろしくお願いします。


せばの。


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新しくなりました!

2011年10月15日 | 日記
神社にお参りするときにまず鈴を鳴らします。
当社にも御鈴があるのですが、持つフサの部分がボロボロになってしまっていました。


この御鈴は鶴岡の「武田神仏具店」という祭具屋さんから御奉納いただいたもので、何十年も使っていました。

ご相談すると、すぐに新しいフサに変えて下さいました。



じゃーーーん!!!








御奉納と書いてあります。




1週間くらい修理に出していたのですが、お参りの方々が鈴がなくてさみしいと言っていました。


もう数十年大丈夫なので、お参りの際はたくさん鳴らしてくださいネ♪



せばの。



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新しい年を迎えるために。。。

2011年10月13日 | 日記
権禰宜です。


10月12日、一区(鶴岡の神社が一区から五区に分けられます)の地域の神宮大麻頒布始め祭が斎行されました。


神宮大麻とは、お伊勢さま(伊勢神宮)の御神札(おふだ)で、神棚の中心にお祀りするものです。
そして並べてお祀りできる神棚であれば、氏神神社(地域の神様)・崇敬神社の御神札を並べ、一つの扉の神棚であれば神宮大麻を前にして重ねてお祀りします。


全ての神社で神宮大麻を受けることができますが、毎年この時期には町内会長さんに御案内をして、神事に参列してもらい、町民のみなさまへお配りする神宮大麻の取りまとめをお願いしております。

大変なお仕事なのですが、鶴岡は地域のつながりが深く、毎年お引き受けいただいております。



今年は40名程の町内会長さんが集まってくださり、神社の総代さんも大勢お集まりいただきました。





神事では一区の神職がご奉仕いたします。
この日は、神社のコラボレーションです!
私は初めてなので、舞人をさせていただきました。
神職がたくさんいたので、この日は緋袴をはいて巫女さんです♪





祭壇が置いてあるステージと私が舞をする場所が狭く、箱の上で舞っているような感じで、本当に緊張しました。
後に下がったりするのですが、見えないので落ちないか心配になり、足がガクガクでした! 汗

神職のみなさんも私が落ちないか心配してくださって、ずっと足元を見て下さったそうです。
無事ご奉仕できました。


そして玉串拝礼




神事が終わり、お伊勢さまの映画をご覧いただいた後、直会をし、懇親を深めました。


大勢のご参列ありがとうございました。



最近ではマンションやアパート暮らしの方が多く、神棚がお家にないという方がいらっしゃいます。
お神札をお祀りするという習慣すら薄れています。
お家の守り神ですので、多くの方にお神札をお受け頂きたいので、若い方々にしっかりと説明できるよう勉強していきたいと思います。




ちなみに・・・


私が大学進学で父(宮司)から引っ越し祝いのプレゼントが神棚でした☆笑

置くと、とても神聖な気持ちになりますヨ!




せばの。



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菊の成長日記☆

2011年10月12日 | 日記
権禰宜です。
いよいよ菊の季節になります。
夏ころから大切に育ててきた神社の菊もかなり大きくなりました。


7月末の菊





9月末の菊






そして現在の菊






毎日お世話をしているとわからないのですが、比べてみるとこんなにも成長していたのですね!


師匠にご指導いただきまして、花芽もこんなに大きくなりました。




茎も太く、支えの棒に付けるのもかなりの力が必要な程しっかりとしてきました。



そして肥料は葉っぱの色を良くするために師匠からいただきました。





こくなぁる!






本当に濃くなるんですヨ☆



菊祭りに間に合うようにこれからも大切に育てていきます。



せばの。



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