清らかな小雨が紫陽花に滴る今日この頃、皆さま如何お過ごしでしょうか。
巫女のみよこです。
本日は6月30日。もう平成28年も半年が過ぎようとしています。
思い残したこと、後悔したこと、ある方もいるかと思います。
そう言った半年間の内に起こった悪い事、知らず知らずのうちについた罪や穢れを祓い清めるのが、夏越しの大祓です。
なかなかそういった悪い事を解決できずに、悶々としてしまう方も多いのではないでしょうか。
その心を祓い清め、心機一転する意味もある行事です。
人形(ひとがた)という紙でできた自分の身代わりで体を撫でる事により、
罪や穢れを移し、清めます。
これは昔からある風習で、
なじみ深いものを例に挙げると、
三月にお飾りするお雛様にも、昔は同じような意味合いがあったとされています。
お雛様の場合は、小さいお子さんが悪い病気にかからないように紙でできた人形に気を移し、
川に流したという風習です。
今ではお飾りするのが普通ですが、以前は川に流していたのです。
だから「紙雛」や「立雛」と呼ばれていたんですね。
夏越しの大祓では、この人形をする前に「大祓詞」というものを奏上します。
この言葉は、奏上する事で自身が清まり、まっさらな気持ちになる事が出来ます。
日本という国の成り立ちから、平和になるまでの歴史をまとめた言葉です。
その中に、こんな言葉があります。
「人間の罪や穢れや悪い事は、清浄にし、天上の神様がお教え下さった祝詞を唱えれば、すべて消えていきます。
それはまるで雲や霧が風で吹き飛ばされるようで、舟が海を自由に泳ぐ姿のようでもあり、
森の鬱蒼とした木々をきるとまわりが明るくなって気持ちまで明るくなる様子に似ています。」
もちろんこれは現代語に訳してあり、実際はもっと難しい古い言葉で書かれていますが、
この内容からわかる通り、悪い事や罪穢れを消し去るというのは、
心を清浄にする、ということなのです。
皆さんも何か悪い事が起きたとき、傲慢すぎる態度や自信を無くしてしまうのではなく、
正常を心がけてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、きっと神様にも御心は届くと思います。
今年もあと半年、反省と自己理解を深めて頑張っていきましょう。
荘内神社のHPはここをクリック
山形県 鶴岡市 荘内神社
巫女のみよこです。
本日は6月30日。もう平成28年も半年が過ぎようとしています。
思い残したこと、後悔したこと、ある方もいるかと思います。
そう言った半年間の内に起こった悪い事、知らず知らずのうちについた罪や穢れを祓い清めるのが、夏越しの大祓です。
なかなかそういった悪い事を解決できずに、悶々としてしまう方も多いのではないでしょうか。
その心を祓い清め、心機一転する意味もある行事です。
人形(ひとがた)という紙でできた自分の身代わりで体を撫でる事により、
罪や穢れを移し、清めます。
これは昔からある風習で、
なじみ深いものを例に挙げると、
三月にお飾りするお雛様にも、昔は同じような意味合いがあったとされています。
お雛様の場合は、小さいお子さんが悪い病気にかからないように紙でできた人形に気を移し、
川に流したという風習です。
今ではお飾りするのが普通ですが、以前は川に流していたのです。
だから「紙雛」や「立雛」と呼ばれていたんですね。
夏越しの大祓では、この人形をする前に「大祓詞」というものを奏上します。
この言葉は、奏上する事で自身が清まり、まっさらな気持ちになる事が出来ます。
日本という国の成り立ちから、平和になるまでの歴史をまとめた言葉です。
その中に、こんな言葉があります。
「人間の罪や穢れや悪い事は、清浄にし、天上の神様がお教え下さった祝詞を唱えれば、すべて消えていきます。
それはまるで雲や霧が風で吹き飛ばされるようで、舟が海を自由に泳ぐ姿のようでもあり、
森の鬱蒼とした木々をきるとまわりが明るくなって気持ちまで明るくなる様子に似ています。」
もちろんこれは現代語に訳してあり、実際はもっと難しい古い言葉で書かれていますが、
この内容からわかる通り、悪い事や罪穢れを消し去るというのは、
心を清浄にする、ということなのです。
皆さんも何か悪い事が起きたとき、傲慢すぎる態度や自信を無くしてしまうのではなく、
正常を心がけてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、きっと神様にも御心は届くと思います。
今年もあと半年、反省と自己理解を深めて頑張っていきましょう。
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山形県 鶴岡市 荘内神社