心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

日本人のルーツ(9)

2013年01月14日 | 朝礼
朝礼 平成25年1月14日(月)

テーマ:日本以外はどうだったか? その4

今日は、終日雨でした。でも、祭日だけに隣にある営業所の方は、お客様のの対応で活気がありました。私の方は、モデルハウスをどう買っていただくかということで、いろいろ考えた末、隣地からのプライベートを確保するために外構を少しいじることにしました。

さて、本日も経営指針書の読み合わせを行っております。
日本以外の国を見ることで、自国の特異性や世界の中における自分の位置づけをさぐります。

1.西ローマ帝国の滅亡(480年)からルネッサンス(14~16世紀)に至るまでの西洋は暗黒時代で、文化的にも技術的にも低迷していた。なぜか。ローマ法王を頂点とするキリスト教世界がせっかくのギリシア・ローマの人びとが築き上げてきた偉大なヘレニズム文化をかなぐり捨ててしまったからです。
2.一方、イスラム世界ではギリシア・ローマ時代の哲学書などの古典の研究が盛んで、それらをアラビア語に翻訳するなど、ヘレニズム文明を大事に保管、蓄積し、華麗なイスラム文化を花咲かせました。
3.では、なぜ、西洋が近代に入るにつれて世界のトップに踊り出ることができたのか。その理由は、ヘブライズム(キリスト教)とヘレニズム(ギリシア・ローマ文明)の融合にあります。

と中谷 巌氏は行っておられます。

人間が生きる上で最も重要なことを歴史が教えてくれます。それは「人はどう生きるのか」という問いに対してヒントがあるということです。

私は、自分自身がどう生きるのかを考えたときに、個と全体、仕事力と人間力、個性と秩序をバランスよく向上させていくことと考えておりました。

まさに、価値観としてのキリスト教で社会秩序を維持し、ギリシア・ローマ文明の優れた知を基にさらに文明や文化を進化・発展させることが、人の生きる生き方の一つの優れた見本を示しています。

現代は、あまりにも全体の質(秩序)について無関心といえるのではないでしょうか?

個人の個性を発揮させるためには、質の高い安定した社会基盤が必要だということです。

これは、社会も会社も家庭も学校も同じです。
世界を知るためには、世界の先進国の多くの人々が信仰していますキリスト教についてある程度知っておく必要があります。

詳しいことは、明日の社員共育で学びたいと思いますが、キリスト教を知るうえで少し参考になればということでここに記しておきます。
1.腹を立てない
2.自分を愛しなさい
3.自分を愛するように人を愛しなさい
4.自分のしてほしいと思うことを人にもしてあげなさい
5.神である主を愛しなさい
6.真の愛がすべての正しい行いの基になる
7.姦淫してはならない(思ってもいけない)
8.離縁してはならない
9.誓ってはならない
10. 復讐してはならない
11. 敵を愛しなさい
12. 地上での利得だけを考えて、平気で神の掟(正しいこと)を破る人々に対しては、厳しい言葉を用いて神に属さない人(地に属する人)と呼んでいます
13. 貧しい人、弱い人、罪人ほど救われる⇒キリスト教が普及した一つの理由
14. 「イエスはこの地上に人の子として生まれ、御心(真理)を説くためにきた」

などですが、まさに、他の宗教とも共通し、生き方そのものを教えているというか、強制することによって社会秩序を安定させようとしているのがわかりますし、私たちのような凡人にとっては、宗教(生き方、価値観、善悪を明らかにするもの)がないと生きることが大変難しいことがよくわかります。

皆さまは、いかがお考えでしょうか?