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「愛知の街道を行く シリーズ1」「有松宿」-2-

2024-04-29 07:20:08 | 取材・旅行

2024年4月27日(土)、栄中日文化センター主催、「愛知の街道を行く シリーズ1」(2024年1~5月)「有松宿」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、4回にわたって紹介しています。

街道シリーズは宮宿、鳴海宿に続いての3回目です。宮宿については 「宮宿」-1- を、鳴海宿については 「鳴海宿」-1- ご覧ください。

今回のルートです。前回のゴール有松駅(左上)から富士松駅(右下)までオレンジ色の線を歩きました。

今回は、2回目。

前回紹介した 大将ケ根 

小和田先生によれば、中島砦を出て、この「大将ヶ根」を南下して、現在の桜花学園のところに待機し、「桶狭間山」を攻めたのではないかと言っておみえです。

後ほど説明します。

桶狭間古戦場 由来の地名です。

熱帯魚屋さんがありました。エーピーエヌ 名古屋店です。

HPは

https://apn.ne.jp/nagoya/

国道1号線から南に入ります。

「桶狭間古戦場北」を南下します。

旗が立っています。

看板が見えてきました。

ここが、豊明側の「史蹟 桶狭間古戦場 伝説地」です。

説明があります。

文字起こししてみましょう。


古戰場
この地は、永禄三年(一五六〇)五月十九
日、今川義元が織田信長に襲われ戦死した所
と伝えられ、田楽狭間、あるいは舘狭間と呼
ばれた。
今川義元・松井宗信無名の人々の塚があ
り、明和八年(一七七一)七石表が建てられ
た。文化六年(一八〇九)には桶狭間弔古
碑が建立された。また、戦死者を弔って建て
られた、おばけ地蔵・徳本行者念仏碑などが
ある。
昭和十二年十二月二十一日 国指定史跡


豊明市の意気込みがわかります。

実は、「伝説地」は小さい文字で書かれていました。

少し、自信のなさを感じます。

 

桶狭間古戦場 は 名古屋市緑区「桶狭間」・ 豊明市「南舘」のどっち?

小和田先生は,次の動画で明確に言っておみえです。

「両方とも桶狭間古戦場ととらえていますです」

広い地域で戦いは行われ、この2カ所だけ、市街地化されて残ったということです。

この説を元に、図示してみます。

信長軍は、中島砦を出て、ほぼ(後の)東海道を東進し、「大将ケ根」を南進し、武待で待機します。

今川軍は、前日泊まった沓掛城を出て、「桶狭間山」と思われるホシザキ電気の高台で休憩しています。

ここで、雨がやみ、義元の居所をつかんだ信長軍が、信長坂を駆け上がり、桶狭間山を急襲します。

北へ逃げる兵、西の大高城へ向かう兵、来た道を引き返す兵などバラバラになります。

そこで、北へ逃げる兵と戦ったのが「史蹟 古戦場伝説地」

西へ向かう兵と戦ったのが「古戦場公園」

戻る兵を襲ったのが「戦人塚」の辺りと考えるとしっくりきます。

歴史はロマンです。

さらなる研究が進むことを期待しています。


「ゴリバーガー」

名物『鉄板スープカルボナーラバーガー』

https://jouhou.nagoya/gori-burger/

この辺りの東海道を西を見ると・・・・           東を見ると・・・

新栄町の信号から

西を見ると                   東を見ると

皆瀬川

前後神明社

「前後」の地名の由来も、

・ 桶狭間の戦のときに兵の首が前後いたるところにころがっていたため 説

・ 桶狭間の戦いで亡くなった兵士の首を首実検のため前後に並べたという伝承 説

がありますが、東海道に面していた五軒屋を、「東海道方面に向かって前にある郷」という意味「前郷」が変化したものというのがありそうですね。

 

戦人塚の表示です。

この坂を上がります。

動画です。

 

明日に続きます。「有松宿」-1-  -2- -3-


このブログでの他のシリーズは・・・

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