山茶花の花(東京都墨田区)
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
「人間は自分に甘いものだ」との前提に立った戒めは、数多くあるものです。
もちろん、自分に甘くしてばかりでは、人様に迷惑をかけてしまうことも多くなりますから、
自分を律して、気持ち良くスッキリ生きていた方がいい、
だからこそ、格言なり規律なりが必要なんだという話になるわけです。
しかし。
この「格言」などというもの、実はなかなかのくせ者だったりするのです。
「自分を甘やかさない」という意味での格言は、たしかに正論を端的に言うようなもので、説得力もあります。
しかし、どんな規則や法則にも、例外はあるのも事実だったりするものです。
たとえば、「してあげたことは忘れて、自分がしてもらったことはきちんと感謝し、記憶にとどめましょう」という話があります。
たしかに、「してあげたこと」というのは、手間や労力も掛かるし、プライドや自分の思い入れも重ねて考えてしまうぶん、
どうしても、頭に残りやすいのは事実でしょう。
そしてまた、「してもらったこと」に関しては、自分の時のように心情や背景を汲むのが難しいわけですから、
どうしたって、悪気がなくたって、相対的に、頭に残りにくくもなるのです。
だから、「してあげたことだけは忘れましょうね」と、言われている…という理屈になるのですね。
しかしこれ、私に言わせれば、忘れないほうがいいことも、ある気がするのです。
たとえば、心を込めて、何かを手助けしたとします。
そして、「忘れたほうがいいから」と、手助けしてあげたことは忘れたとします。
さて、そこで、その相手から「あの時のお礼をさせて下さい」と言われたら…、
「あれ、そんなことしたっけ?」と返すのが正解とは限らないのです。
これは極端かもしれませんが、「やったことを忘れた→それほどの思いもこもってない」という解釈をする人もいるわけです。
だとしたら、せっかくの感謝も無駄になり、相手だって傷つくことにもなりかねません。
そうなんです。
いくら好ましいことをやっていても、受け取り方によっては、幸せになれない場合があります。
反対に、ちょっとマズいことが、正解になる場合だって、この世の中にはたくさんあるのです。
なぜなら、ものの見方は人それぞれで、角度や価値観で如何様にも変わるからです。
どんなことでも、あまり決め付けないことです。
どんなに好ましいからといって、一つの物差しだけで考えると、
柔軟性がなくなり、気持ちが脆くなりかねません。
だから、正解も何も、ある意味では適当に考えているほうがよいのです。
正解は、自分で作りましょう。
たまにそれぐらいの気概を持ったって、罰は当たりませんよ。
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
「人間は自分に甘いものだ」との前提に立った戒めは、数多くあるものです。
もちろん、自分に甘くしてばかりでは、人様に迷惑をかけてしまうことも多くなりますから、
自分を律して、気持ち良くスッキリ生きていた方がいい、
だからこそ、格言なり規律なりが必要なんだという話になるわけです。
しかし。
この「格言」などというもの、実はなかなかのくせ者だったりするのです。
「自分を甘やかさない」という意味での格言は、たしかに正論を端的に言うようなもので、説得力もあります。
しかし、どんな規則や法則にも、例外はあるのも事実だったりするものです。
たとえば、「してあげたことは忘れて、自分がしてもらったことはきちんと感謝し、記憶にとどめましょう」という話があります。
たしかに、「してあげたこと」というのは、手間や労力も掛かるし、プライドや自分の思い入れも重ねて考えてしまうぶん、
どうしても、頭に残りやすいのは事実でしょう。
そしてまた、「してもらったこと」に関しては、自分の時のように心情や背景を汲むのが難しいわけですから、
どうしたって、悪気がなくたって、相対的に、頭に残りにくくもなるのです。
だから、「してあげたことだけは忘れましょうね」と、言われている…という理屈になるのですね。
しかしこれ、私に言わせれば、忘れないほうがいいことも、ある気がするのです。
たとえば、心を込めて、何かを手助けしたとします。
そして、「忘れたほうがいいから」と、手助けしてあげたことは忘れたとします。
さて、そこで、その相手から「あの時のお礼をさせて下さい」と言われたら…、
「あれ、そんなことしたっけ?」と返すのが正解とは限らないのです。
これは極端かもしれませんが、「やったことを忘れた→それほどの思いもこもってない」という解釈をする人もいるわけです。
だとしたら、せっかくの感謝も無駄になり、相手だって傷つくことにもなりかねません。
そうなんです。
いくら好ましいことをやっていても、受け取り方によっては、幸せになれない場合があります。
反対に、ちょっとマズいことが、正解になる場合だって、この世の中にはたくさんあるのです。
なぜなら、ものの見方は人それぞれで、角度や価値観で如何様にも変わるからです。
どんなことでも、あまり決め付けないことです。
どんなに好ましいからといって、一つの物差しだけで考えると、
柔軟性がなくなり、気持ちが脆くなりかねません。
だから、正解も何も、ある意味では適当に考えているほうがよいのです。
正解は、自分で作りましょう。
たまにそれぐらいの気概を持ったって、罰は当たりませんよ。