道端鈴成

エッセイと書評など

富士山 初冠雪 過去最速の可能性

2008年08月20日 | 時事
冠雪が観測された富士山=9日、富士川右岸で

 富士山の冠雪が9日、早くも甲府地方気象台(甲府市)で確認された。過去に一番早い初冠雪は1914(大正3)年の8月12日。初冠雪の認定には、日中平均気温が年間で最も高い日以降の冠雪という条件があり、夏が終わらない現時点では認定ができないが、同気象台は「過去最速の初冠雪になる可能性はある」としている。

 同気象台によると、この日は昼すぎから大気の状態が不安定になり、山頂近くでひょうが降ったとみられる。冠雪は山の一部が白くなったと同気象台から目視できた際に認められるため、ひょうでも構わないという。

 同気象台は雨上がりの午後5時20分ごろ、山頂から谷筋にかけて白くなった様子を確認。静岡市や富士市、沼津市などからもほぼ同時刻に冠雪を目にすることができた。(2008年8月10日 中日新聞 )

洪水・渇水、昆虫の増加・減少、なんであれ、異常気象の印象をあたえ、地球温暖化の危機感を盛り上げてくれるニュースは大歓迎だ。しかし、今回のニュースはやや微妙である。「地球温暖化ってほんとに深刻なの?主に人為的な原因によるものなの?」というような反動的な懐疑派の意見に耳を傾ける動揺分子が増えることを、わが心ある良心的エコロジスト同士は憂慮している。幸い、今回のニュースに関しても、FujiIPCCは、今回の結果は、人為的排出ガスの影響について、いろんな仮説を前提にものすごくたくさんのパラメーターを色々組み合わせたすごいコンピュータによるFujiシミュレータのとても、ものすごく沢山ある予測のなかの一つと一致しており、この新時代の高度な科学的研究に基づき、富士の冠雪に90パーセントの確率で人為的排出ガスが大いに影響を与えているといえなくもなくもないので、事態を非常に深刻にうけとめるべきだ、とにかく危機なので、議論の時ではない、これは人類のための保険である(もし保険がいらなかったのなら、いらなかったでよかったではないか)とにかく、四の五の言わずとっとと税金をつぎこむようにとの声名を出した。

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