道端鈴成

エッセイと書評など

Tube's dilemma:地域の不安定化をもたらすお花畑左翼政権

2010年09月28日 | Tube's dilemma
「【私はこうみる 尖閣敗北】拙速で先読まぬ日本の対応疑問」(産経新聞、9月27日)

元インド海軍中将 K・K・ナイヤール氏
 日本は中国に譲歩して、中国漁船の船長を釈放したことで、中国に対して面目を失っただけでなく、世界に対しても面目を失った。・・・・・・・
 尖閣諸島の領有権を主張する中国の今回のやり方は、南沙諸島でも同じだ。こうした中国のやり方は想定できた。中国は年々、強硬になっていくはずだ。これが中国の力を誇示する方法なのだ。中国はあちこちでガキ大将のように振る舞っている。私たちは、相手の言いなりになることが、安定ではなく不安定をもたらすことをすでに知っている。しかし、日本の譲歩は、中国のやり方を認めることになった。


以前、年配の九条教徒の方と議論したことがある。我々は戦争の時のひもじさを知っている、戦争は繰り返してはならないと繰り返していた。たしかに戦争の悲惨さは味わった。しかし、幸いなことにソビエトの占領は受けなかったため、満州など一部の地域の人々を除いて、敗戦の悲惨さは本当には経験しないですんだのだと思う。だから、戦争に負けて良かったなどと脳天気な事を言っていられた。九条教徒はそういった箱庭のなかの産物である。世界には敗戦の悲惨さ、弱小国のつらさを骨の髄まで味あわされた国は多い。日本の九条教徒の方々は、そうした国の事にはあまり興味も知識もないようだ。日本が再軍備しなければ、あるいはアメリカがおとなしくしていれば平和が訪れるくらいに考えている。チベットやダルフール、ルワンダ、ボスニアなどで何が生じたのか、原因が何なのか、真剣に知ろうともしない。これらの悲劇の原因は複合的だが、力の空白による不安定が要因の一つとなっていることは確かだ。九条教徒に支持される日本のお花畑左翼政権は、無知と安易な思いこみから、自らの手で不安定化のかんぬきを開けてしまった。

Tube's dilemma:中共はガス田を盗掘、民主はガス抜き要員が出動、一方鳩山氏は

2010年09月27日 | Tube's dilemma
「中国、東シナ海ガス田の掘削開始か」(AFP、9月25日)
どさくさにまぎれてきわめて分かりやすい。中共の日本非難の報道の言回しが最近、北朝鮮に似てきている。要は、中華共産全体主義国家のお仲間ということだろう。

「「尖閣に自衛隊常駐を」民主党有志12人が声明」(産経新聞、9月27日)
まがりなりにも与党の一員なんだろう。民主党政府のしてきたことと、この人たちの言っていることがあまりにも違いすぎる。いさましいことを国民に向かって言うのは、まず政府や鳩山の外患誘致レベルの言行を批判してからにしたらどうか。売国詐欺政党のガス抜き要員などと言われたくなかったら、最低仙石・菅の退陣を迫るなり不一致を真剣に減らす努力をするか、さもなければ、離党するかしてから、ものを言ってほしい。

「「適材適所」の鳩山前首相、尖閣諸島に永住へ」(虚構新聞、9月26日)
これは起死回生の名案だ。鳩山氏にとっては汚名返上の好機となるだろう。尖閣諸島に生息する日本固有種の天然記念物の前首相鳩というのも良い感じだ。

Tube's dilemma:宰相不幸社会ニッポン

2010年09月26日 | Tube's dilemma
「鳩山に続いて海外に貢ぐ政策を引き継ぐ菅直人」
「粛々」と隣国に土下座。「毅然」として世界中のお国にご奉仕。
もしもこういった態度の国があるならば、その国は菅総理の目指す「最小不幸社会」を離れて、「宰相不幸社会」に近づいてゆく事でしょう。(「日本経済をボロボロにする人々」コメント欄、9月26日)



           空き菅な一日


「菅政権に「戦後処理」をさせるな」
 なぜ菅政権を今すぐ打倒する必要があるのか。それは、無能者に対中「戦後処理」をさせてはいけないからだ。厄介なことに、菅政権の無能者どもは、自分たちが無能だという自覚がない。そしておそらく、今回の一件で、わが国が「敗戦」したという自覚もなければ、自分たちが現在、厳しく長い「戦後処理」の過程に立たされているということにすら気づいていない。
 ゲームにおいて「敗戦」した場合には、その影響をなるべく小さくするために、すぐさま「戦後処理」に全力を注ぐ必要がある。戦略を用意してゲームを全力で戦った者であれば、たとえ「敗戦」したとしても、「戦後処理」において善戦することができる。しかし、菅政権の無能者どもには、絶対に「戦後処理」などできない。ゲームを全力で戦えなかった者に、「戦後処理」ができると思うのは、無能者への白紙委任を許すという意味で、無能者本人よりも罪の重い判断ミスである。
 このまま菅政権に「戦後処理」をさせれば、必ず第2、第3、第4の「敗戦」が訪れる。中国がすでに切っているカード、さらにはこれから追加で切ってくるであろうカードを目の前にして、また戦略もなく目先の「大人の対応」(by片山総務大臣)とやらに終始し、「戦後処理」においても重大な損害を出すことは目に見えている。これは決して杞憂ではない。すでに「戦後処理」の第1歩で、無能者どもはつまずいている。 (宮島理、9月26日)


「【中国人船長釈放】ビデオの国会提出「相談したい」 民主・岡田幹事長」
 民主党の岡田克也幹事長は26日午前のNHK番組で、沖縄県尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり海上保安庁が撮影したビデオの国会提出について「よく相談していきたい」と述べ、前向きに検討する考えを示した。ただ、ビデオ公表に伴い中国人船長釈放の不当性が明らかになることから、党内では「国民が激昂(げっこう)してしまう」(党幹部)と慎重論もある。 (産経新聞、9月26日)

 
 国益も情報公開も説明責任もすべてかなぐり捨てて、自らの失態をごまかすことと保身しか頭にない民主党幹部と、そんな民主党をまだ支持し続けている国民がかなり存在することには正直あきれる。宮島氏は上の記事の続きで、「菅政権を1秒でも早く倒して、「普通の政治」を取り戻すことが求められている。心情的には、菅、仙谷、前原の3氏は、政界永久追放にしてもらいたいくらいだ(ついでに、私だったらもっとうまくやれた 、などとほざいている鳩山氏も)。」と書いているが、まったく同感だ。

Tube's dilemma:中共の恫喝に屈し筋を曲げる検察・仙石と空き缶

2010年09月24日 | Tube's dilemma
次席検事発言を問題視=臨時国会で追及へ(時事通信、9月24日)

 尖閣諸島沖での漁船衝突事件で、自民党の谷垣禎一総裁は24日、
中国人船長の釈放を決めた那覇地検の次席検事が日中関係を考慮したなどと発言したことについて、「捜査機関が言うべきことではない。外交を考え、政治的判断を加える役割は政府が担うべきだ」と問題視した。その上で、「きちっと検証する必要がある」として、
10月1日召集の臨時国会で追及していく方針を明らかにした。党本部で記者団に語った。
 石破茂政調会長も「こんなことをする権能がいつ検察に与えられたのか。
検察は証拠捏造(ねつぞう)も政治的判断もできるようになったのか」と厳しく批判した。




なぜ釈放?怒る漁民「中国漁船、どさっと来る」(読売新聞、9月24日)

「こんなことならビデオを早く公開すべきだった」

 ある海保幹部は、そう悔しさをにじませる。・・・・
 海保内部では当初、積極的なビデオ公開の意見も出た。だが、中国側に配慮する官邸サイドの意向もあり、立件方針が決まった7日夜になり、一転して非公開に。

中国側に配慮する官邸サイド-->仙石


中共の恫喝に屈して、法の筋を曲げた今回の措置は、日本と中国だけの問題にとどまらず、同じく中共の恫喝にあってきた東南アジアの国々を落胆させ、日本への信頼を傷つけ、中共の資源と領土収奪へ向けての侵犯と挑発はますます亢進することになるだろう。文革賛美のおいぼれ左翼の仙石氏や空き缶氏には、ましては、普天間をこじらせ今回の中共の侵犯と挑発の環境整備をしたルーピー鳩山と大媚中訪問団の小沢コンビには、日本の国益のためにも、世界のためにも、早々に消え去ってもらいたい。

日本周辺だけ猛暑

2010年09月05日 | 時事
異様な残暑のなかで民主党の党首選が戦わせれている。菅首相は社会主義経済に親和的な発想が抜けきらない様子で経済五カ年計画などといいだしそうだし、小沢氏は政策を政局に従属させる大胆で無責任なバラマキで日本の財政破たんを促進させようとしている。(小沢氏は自分がスタートさせた日本の財政破たんの仕上げも自分の手でしたいのだろう。)二人とも労組べったりの政局師だ。互いを時代遅れの政治家ときめつけるところだけはそれぞれ正しい。菅首相の日本を元気にするとか、小沢氏の国民の生活が一番だとか、たちの悪い冗談にしかきこえない。彼らの舌戦を、熱帯かと思うような陽気のなかできいていると、日本が公務員と老人だけが元気な衰退国になりつつあるという実感がしてきて憂鬱になる。

海水表面温を見ると日本周辺だけ例年より特別高い。ペルー沖でラニーニャ現象が起きているので、冬は暖冬とはならず、やや寒くなるだろう。



Current Sea Surface Temperature Anomaly Plot