のんびり起業を目指す日々

好きなことを勉強しながら、のんびりとお惣菜屋さん開業をめざす毎日です。

応援の気持ちの中の闇

2017-09-30 09:00:55 | 日記

 皆様おはようございます。

 

 早いもので、九月も終わってしまいますね。

今日は、南相馬での話の続きです。

 日中はボランティア活動をさせていただきました。

今回は不要になった家財道具を、各処分場へ搬出するお手伝いでした。

小高では、今年の初めころまでは、処分してもらいたい物を敷地の中にまとめておくと、無料で処分してもらうことができました。

現在は、その措置が終わってしまったので、そういった物を自ら処理施設に持ち込んで処分しなければなりません。

そこで、こういった作業のお手伝いの依頼が、ボランティアセンターに増えているようです。

また、処分には持ち込んだ重さ等により、費用も掛かります。

量にもよりますが数万から、物によって、例えば伐採した材木などは十万円を超えることもあるようです。

このことで、処分を躊躇してしまう事もあるそうです。

避難指示が解除になり、住民が戻る途上にあるのに、この事は理不尽にも感じました。

復興を進めるには、費用の補助など、まだまだ考えていただいてもよろしいのではないかと思います。

来月に総選挙ということになりましたが、どの政権であれ、復興の援助は福島だけではないですが、力を入れていただきたいと思います。

 

 話は変わって、処分場では持ち込んだ廃棄物の放射線量0.5μシーベルト以上お断りとの看板がありました。

農業用のビニールシートのようなものが主で、屋外にあったと思われるものだったので、私も内心もしかしたらと思いました。

もう一人一緒にいた人も心配する様なことを言いました。

台貫のうえで、担当の女性がサーベイメ―ター(高価で一番信頼性のある装置)で何か所も放射線量を図ります。

ところが全く大丈夫のようでした。

考えてみれば、小高の放射線量は、0.5μシーベルトを大きく下回っていることがほとんどですから、出ない方が確率が高いのです。

それでも、中途半端な知識で考えると、そういう廃棄物を集めたら足し算で線量が上がるという、間違った連想が気付かずに心の中にあったのではないでしょうか。

応援しようという気持ちがあっても、こういった考えを持ってしまう事があります。

根強い風評被害の一因は、こういう所にあるのかもしれないと考えさせられました。

そして、これからはもっと普通に、若干あった心配も解除して過ごそうと決めました。

もし心配があったら、客観的に数値を出してくれる機械を参考にすればよい。

この闇が一つとれて、今回は少しすっきりしました。

 

 黒いフレコンバックが沢山摘まれたニュース画像で、福島の問題を報じられたりします。

そういうものも、これは〇〇μシーベルトでしたというのは実際にはわかりません。

良く映像を見ると、汚染土ではなく、「枯れ枝」と札がついているのが見えてしまったこともあります。

また、私がお世話になっているボランティアセンターの活動の草刈の映像が出て、除染活動という説明があったこともありました。

(結果としてそういう面もあるのかもしれませんが。)

 

この現場の現状の認知、知識などのずれ、これからもこういうものを少しづつうめていかないといけないなと、あらためて感じました。

 

それでは皆様、良い週末を。

 

 

 

 

 


学生が戻って、雰囲気が変わってきていました

2017-09-29 05:45:28 | 日記

皆様おはようございます。

先日はほぼ半年ぶりに、南相馬市の小高に行きました。

ボランティア活動と調べてきたいことなどがあっての、今回の福島入りでした。


さて、高校が再開され、通学時間は電車が混んでいると聞いていました。
その話の通り、朝の通学時の電車は高校生で活気にあふれていました。

当たり前ですが、様子は私の近所の高校生とほぼ一緒。
スマートフォンを見ていたり、友達と談笑したり。





小高駅の朝の通学風景。

スクールバスで、学校に向かっています。

 





帰りも電車の時間が一緒になりました。

写真の左手の方にも、ホームにはたくさんの学生さん。

この区間の電車は2両編成、乗れるか心配になりましたが、ぎゅうぎゅう詰めまでとはならずに無事乗ることが出来ました。



 
こちらは工業高校との合併前の小高商業高校名義での開発商品、かぼちゃのタルト。
若い人の味覚らしい、フレッシュで爽やかなタルトに仕上がっています。

特産のハート形のかぼちゃの香りも良く生かされています。

 

 今の高校生の世代は、おそらく2011年ごろは9歳から11歳。

そういった小学校高学年だった子たちが、現在、小高に戻った学校で地元や自分の未来のために勉強しているわけです。

 

 この学生が二十歳を過ぎて活躍している頃には、JR常磐線も東京につながっている予定です。

特急が走れば、2時間半くらいで行き来できるようになるでしょう。

たとえばそんな未来、この南相馬を拠点に事業をしている若者と、一緒にお仕事をするということもあるのかもしれません。

そんな夢もひそかに見てしまいました。

 

それでは皆様、良い1日を。


初めての半田屋

2017-09-27 05:37:53 | 日記
皆様、おはようございます。

今朝は仙台にいました。
気温は19度と出ていましたが、少し肌寒くも感じました。




朝ごはんは初めての半田屋。
値ごろな価格で色々好きな物を選べます。



カレーとカキフライ一個を選びました。
高校の学食を思い出す、懐かしい感じのカレーです。
これで340円ですから、助かります。

これから、始発の電車で福島へ移動です。

それでは皆様良い1日を。


絶景鉄道復旧のニュース

2017-09-26 04:49:30 | 日記

 

 皆様おはようございます。

 

 先日、ネットの記事で新潟と福島を結ぶ路線、只見線の復旧へというニュースを見つけました。

この只見線は2011年の夏の豪雨の影響により不通が続いていました。

利用者が少ないこともあり、復旧はなかなか決まらずにいました。

ここにきてようやく、JRと福島県との合意により、線路の管理と運行を分ける方式で復旧を目指すようです。

 

 この只見線は、私も一度だけ、福島から新潟まで乗ったことがあります。

高校生の時、鉄道旅行の好きな親戚から乗り放題の切符を一日分譲ってもらったのがきっかけで乗りに行きました。

途中山間部を走り抜けていくのですが、予想外の車窓の美しさにびっくり。

凍てついた湖や、雪深い山の景色は息をのむほどでした。

この沿線のその山深い部分は、道路が冬季通行止めになってしまうため、本数は少なくとも地域の人の大切な足でもあります。

乗客も様々で、途中でスキー板を持った小学生が乗ってきたりして、まだスキーをしたことがなかった私はそれを羨ましく思いました。

 

 復旧後の採算は厳しいようですが、これからは地域住民の足だけでなく、貴重な観光資源としてももっと見直されて行って欲しいです。

最近は貸し切りの豪華列車などもあるようですから、そういう列車が走れるのなら、ここを走っても面白いのかもしれません。

 

ところで、最近縁のある新潟の長岡市山古志、そこへの道中でも只見線の沿線を通ります。

 

 

ある日無人駅で列車を見ることができました。

最近だいぶ少なくなってきた重厚なディーゼルカーがゆっくりとやってきて、また、緩やかに加速して東へ向かっていきました。

 

美しい景色ですが、まだ序章。あの山のむこうの絶景を抜け、また、列車は会津へ抜けるようになるのでしょう。

 

そういったゆっくりとした旅も今はむしろ贅沢と言えるかもしれません。

 

それでは皆様、良い1日を。