Peterがドラマ撮影に入ってしまうと、新しいニュースもあまり出なくなるとわかってはいるものの、毎日何か物足りない気になってしまう。
そういうPeter不在の日々には、旧作ドラマの中でまだ見ていないものか、あるいは、今までに見たことがあるものをまた見直すか、どちらかだ。
今回は、《グリーンデスティニー》に始まり、《中華一番!》、そして、今、《風雲―雄覇天下》を見直している。
これは、シリーズのいちばん最初のもの、ビデオ吹き替え版で見ている。
実は、Peterのドラマの中で、今までいちばん敬遠していた作品だ。
なぜって、クルクルのパーマに青みがかった髪、ぴっちりした上下の服、マント、それに荒唐無稽なストーリー、三年前に見たとき、心の底から「え~~っ!?」と思った。
これでもPeterを好きでいられるか?と問いかけているよう、まるでファンの忠誠心を試しているとしか思えない。
あのころ、Peterにハマったばかりで、あちこちのレンタルショップでPeter出演ドラマを必死で探す毎日を過ごしていた。
その合間に、ネットでPeterの情報を求めてネットデビュー、CDを買い求め、ファンクラブに入り、オンラインのレンタルショップを使うようになり、通販ショップから安い大陸版DVDを購入し始めた。
おそらく、《上海タイフーン》でPeterを初めて知った人たちが、今、必死で、あのころのわたしと同じような毎日を過ごしているのだろうと思う。
中には、曹飛を好きで、それ以外のPeterにあまり興味がない人もいるんだろうけど…。
久しぶりに観た《風雲》は、意外なことに、そうとう面白かった。
どうしてあの頃はそう思えなかったんだろうか。
あの頃は、Peterを追っかけるのに夢中だったから、他の人の出演シーンに全く興味がなかったせいかなあ。
今回はじっくり観ているので、なかなか先に進まず、まだ歩驚雲は天下会を飛び出していない。
でも、そこまででも、お気に入り場面はいくつかある。
Peterの初登場シーン、上半身裸(きゃあ~~~)で滝に打たれている。
この役のために鍛えた筋肉美がいい感じで、食い入るように画面を見つめる自分に、ハッと我に返って赤面してしまった。
原作漫画そのままのキャラ設定で、眼光鋭い三白眼、暗くって無口で、いつも何か彫っている。
その作品たるや、名人級、それを愛する孔慈にいつもプレゼント。
孔慈の部屋は歩驚雲の作品でいっぱい(笑)
孔慈に対するときだけは、にこやか笑顔、その表情の変化が可愛い。
宴会の輪の中に入らず、一人上のほうに座って黙って見ているだけの雲に孔慈が一緒に歌おうと声をかけると、にやりと笑って輪の中に入り、歌って踊っちゃったりもするのだ。
今、流行りの“ツンデレ男子”?
孔慈もすごい。
高い屋根の上に一人座って物思いに沈む雲を追いかけて、彼女は屋根に上り、寒くなったからと雲に上着を着せ掛けてやる。
当然そのあとはお約束どおり、彼女がすべって落ち、それを雲が助けるパターン。
屋根の上までついて来られたら、この女、自分のことを好きなのかと、相手だって勘違いするにきまっている。
風が他の女性を愛していると知って、絶望のあまり、外に出て雨にうたれずぶ濡れとなった孔慈を、雲は、お姫様抱っこ(きゃあ~~!!)して部屋へ連れ帰る。
濡れた衣服を着替える孔慈をチラ見して、すっかり小鼻を膨らませ興奮する雲。
このへんがこのドラマの前半の白眉だ。
興奮してやる気満々になった雲の表情が…Peter、うまい!!と言うべきか。
ひょっとして、日常生活において、Peterが女性にその気になったとき、こんな顔になっちゃうのかと想像しただけで、もう大爆笑。
せっかくのラブ・シーンなのに、わたしの中では思いっきり喜劇へと場面転換してしまった。
今、キーボードを叩きながら、思い出し笑いでまたまた大爆笑。
この作品を観たことある人は少ないのかな。
ストーリーはすっごく面白いし、千葉ちゃんは凄みがあるし、Peterは若くて可愛くちょっとマッチョ、ワイヤーアクションいっぱい、ツッコミどころ満載の武侠もの、Peterおたくに絶対おススメ!!
でも、Peter初心者には拒否反応が出る人も多いに違いない。
武侠劇ファンでなくてもこの作品を愛せる人は、そうとうなPeterマニアだろうなあ。
Peterの近況をファンサイトで見ることはできた。
11月3日の寧波でのライブ動画は
こちら。
新曲の録音の様子を教えてくれるブログは
こちら。
他にもいろいろUPしてあるけど、わたしのリージョンにブロックされているという英文がでてきて見られず残念。
それって、国が違うから見られないということかしら?