這就是你想你的日子 把完全送給你!
2011.03.25
2011.03.28
きみが恋しくなったとき撮った写真を永遠に
会えないとき、会いたいとき、思い出すとき、きみのことを思うとき、
空を、開きかけた桜を、いつも撮っていました。
去年も、
一昨年も、
そして今年も。
金城武主演《心動》(日本語題名 君のいた永遠)からの完全パクリです。
この映画、実は、主演の金城武とジジ・リョンが出ない最後の場面に、涙がぶわ~~っとこぼれてくる話になっているんです。
たくさんの空の写真を見るとき、長い間、どれだけ彼が彼女を恋しく思い続けたかが胸に迫ってくるわけで。
ここ数年、春になるたび、職場に咲く桜を毎日携帯で納めているんだけど、
自分のその行為を改めて振り返って、あ、そうだったのか、と納得しました。
この時期って、仕事が猛烈に忙しくてPeterに会うことはかなわないから、
こうやって空と桜の写真を撮ってはPeterのことを想っていたんだって。
空はPeterのいるところにつながっているからね。
こうやって次第に満開に近づく桜をPeterに見せたいな。
一緒に見たいなって…。
今日中に終わらせなくてはならない事務作業があって、朝からずっとデスクに詰めっぱなし。
朝は食欲がなくて飲まず食わずで出勤し、昼食も休憩もとることなくずっと仕事に追われ、
ようやく終了したのが夕方。
外に出たら、空の色がくすんでいた。
今週末がちょうどお花見に最適になると思う。
見に来ない?Peter、なんてね。
わたしの仕事もたいへんだけど、
どんな仕事だって楽なものなんてない。
台湾出身のPeterが中国内地で人気商売をしていくんだから、
いろいろ気配りしなくてはいけないことも多くて大変だよね。
Peterが大震災のことを語るとき、内地からは見られないfacebookでは“日本”ということばを出しながら、
中国内地では“日本”ということばを使ってないのも、新浪網の微博を見ればなんとなくわかる気がするよ。
Peterが大震災のことを心配した内容を書いた記事の時には、
コメントの中に、地震の様子を見てパソコンの前で大笑いしたっていうのもあった。
どうして日本の心配をするんだ、歴史問題を知らないのか、っていうコメントも。
尖閣問題のことを言っているのもあった。
中国内地の多くの人たちが“日本加油!”とエールを送ってくれているといっても、
一般の大衆の中にはやはり歴史問題や尖閣問題のことが頭を離れなくて日本を嫌いだという人が多いんだよね。
そうして、Peterの仕事は、そういう不特定多数の視聴者を相手にしているんだもんね。
不用意なことば一つで、大バッシングを浴びてしまうこともあるだろうし、
慎重にならざるを得ないよね。
…と考えながら、帰宅する車の中で、今、M9.0の大地震が起きて、
10メートル以上の津波が襲ってきたら、という考えがふいに脳裏をよぎった。
わたしは車と一緒に流されるだろう。
目の前に見えている春の美しい景色は、すべて消えてしまい、がれきだらけの景色に変わっていくのだろう。
起きるのがつらくて、仕事休んじゃいたいな、今日一日休みをとってもいいんじゃなかな、
という考えが、今朝のわたしの頭の中にあったけど、
いや、それじゃ駄目なんだ、働かなくちゃ、平常どおりの生活をしなくちゃ、
働いてちゃんと税金を払わなくちゃ、その税金が被災地の復興のためのお金になっていくんだ、
そういう気持ちになった。
帰り際寄ったスーパーでは、ペットボトルの水を売る棚は空っぽだった。
工場がフル稼働して生産したペットボトルの水は、緊急に必要な関東圏へと優先的に回されるらしい。
ペットボトルの水は、買う場合、一人一本までなのだそうだ。
今年の夏は、九州でも計画停電が実施されるかもしれない。
福島原発の事故から、玄海原発の再稼働がしばらく見送られるため、
電力をいちばん使用する夏場には九州も電力不足になるという話だ。
大震災も原発の放射能漏れも、東日本だけの問題ではない。
日本のどこで暮らしていようが、わたしたちは運命共同体。
国家の非常時なんだから、みんな一丸となって問題解決のための努力をしていくんだ。
金城武の映画からPeterのことを考えていたはずなのに、
またまた違う方向へ思考が移っていった。
せめて、明日、被災地に、暖かい日の光がさしますように。
来年の今頃は、桜前線のニュースに、日本中の人たちの心が浮き立つ春となりますように。