場で働く人が多かったという被差別、その職業ならではの「安価で、腹にたまる」ローカル(ソウル)フードの存在に気づいた著者が訪ねる国内外の「差別される人々」の独自料理を訪ねた記録。着目点がユニークだと感心する。
あぶらかす(大阪)、チトリングス(アメリカ)、ムケカ(ブラジル)、トマス(ブルガリア)、、、見事に知らないものばかり。無理もない、その国の伝統料理でもなければ食通を唸らせる幻の美食でもない。貧しい暮しの中で入手できる、普通には捨てられかねない食材と質素な調味料で調理されるものばかりなのだから。
本書では単に料理を紹介するだけでなく、それを作る差別された人々の由来や現地訪問時のルポも書いてあり、そこが面白い。専門に差別問題を研究している人には物足りないかもしれないが、予備知識のない人間が読むにはお勧めの本だと思った。まぁでも、ここに紹介された料理を進んで食べてみようとは思わないが…
2012年9月15日 自宅にて読了
あぶらかす(大阪)、チトリングス(アメリカ)、ムケカ(ブラジル)、トマス(ブルガリア)、、、見事に知らないものばかり。無理もない、その国の伝統料理でもなければ食通を唸らせる幻の美食でもない。貧しい暮しの中で入手できる、普通には捨てられかねない食材と質素な調味料で調理されるものばかりなのだから。
本書では単に料理を紹介するだけでなく、それを作る差別された人々の由来や現地訪問時のルポも書いてあり、そこが面白い。専門に差別問題を研究している人には物足りないかもしれないが、予備知識のない人間が読むにはお勧めの本だと思った。まぁでも、ここに紹介された料理を進んで食べてみようとは思わないが…
2012年9月15日 自宅にて読了
そうそう、ハリネズミ料理もありました。
あとは…進んで食べたいものではないので覚えませんでした。普通なら捨てる脂身とか雑穀とか、それをこねたり粗悪な油で調理してカロリーだけは十分(被差別貧民層=肉体労働者で要求カロリー高)って料理ばかりでしたので…
くらさん>
おっと、意外な方から読後コメントが!(^^)
そうですか、有名な本とは知りませんでした。
少しは世の書評なども気にした方が自分の世界を広げられそうですね。
これって「かすうどん」に入っている具の事ですかね。
http://p.tl/jyhU
昆布ほどのパンチはないですが、結構旨いうどんです。
他に使い道として、タマネギと一緒に醤油で軽く炒めて丼に載せると、素晴らしく旨いB級丼になります。
コレに限らず、本書に登場する食べ物は総て間違いなく「特B級」な気がします…グルメかどうか分かりませんが!