日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】 佐藤優子著/永山茂監修 「〝日本一貧乏な観光列車〟が走るまで ながまれ海峡号の奇跡」(ぴあ)

2019-01-07 20:06:26 | 本・映画・展覧会
 ことし北海道新幹線の一番列車に乗りに行った際、第三セクター化された「道南いさりび鉄道」で変わった色の車両を見た。自分の乗ったローカル列車は違ったが、どうやらその車両が本書の「ながまれ号」に使われる車両だったようだ。

 この列車、本書を読むと世の中あまたの観光列車とはかなり様相が異なる。まず、車両がボロい(^^;)。さらに、運転距離が短い。そして、沿線に著名な観光地がない。少し前に読んだ新潟の「雪月花」と対照的と言っても良い。そんな列車を走らせて何が出来るのか?成功するのか?しかし驚くべきことに、この列車を利用したツアーが業界団体で受賞しているのだ。
 http://www.tetsutabi-award.net/2016/index.html
 https://www.shr-isaribi.jp/info/4022/

 本書を読むと、列車運行の経緯と苦労が解るのは「雪月花」と同じ。あちらの車両はゼロから生み出す苦しみ、こちらは既存のものを制約の範囲内で活用する苦しみ。いずれにしろご苦労なことだ。読んだだけでは解らない、楽しくない。やはり乗りに行かなければと思うのである。

 2018年12月10日 自宅にて読了
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大人の社会科見学・新型二階建てのはとバスで都内プチ遊覧

2019-01-07 06:00:00 | ノンジャンル
 うわっ当日から1ヶ月近く経っちゃってるよ…遅くなってすみませんが今年も更新がんばります!

 名車「ふそうエアロキング」の製造終了以降、10年近く空白だった日本に久々の二階建てバスが登場したのは、はとバスが欧州メーカーと交渉した成果だった。そのスカニア(シャーシ)/バンホール(ボディ)の「アストロメガ」を使った観光コースで「お安く短時間」なものが設定されたので、コース内容でなくバス目当てで参加した。ちなみにはとバスのWebサイトでは、あるていど車種別にコースを選ぶことができて便利。

 東京駅丸の内南口の乗り場でアストロメガに乗り込む。乗車は中扉から直ぐ右手の階段で二階席へ、このレイアウトはエアロキングと変わらない。高くない天井に注意しながら指定された席へ、さすがに眺めは良いが、日本の制限(3.8m)では香港の2階建てバス(4.3m)のような「圧倒的目線」でもない。ゆるゆると発車し皇居へ、早速下車見学。じっくりバスを観察しても良かったが他車の出入り激しい駐車場のためその他参加者と一緒に二重橋前まで歩く。

 再び発車すると日の出桟橋へ。ここで二度目の下車、観光船「シンフォニー」で一時間弱のクルーズ。週末になって一気に冷え込んだが、デッキでレインボーブリッジを潜り遠く羽田を離陸した飛行機を眺めていれば時間はあっという間。到着前にはボーカル岩田悠さんのプチコンサート。

 三たび発車したら後は東京駅へ向う。乗ってる時間は短かったな(^^;)シートもサスペンションも、エアロキングより堅めに感じたのは決して新車だからだけではないと思う。一方でエンジンパワーについてはちょっと頼りない印象、高速道路だとどうだろう。

 この現行アストロメガ(TDX24)、現在導入されているのは5社でうち4社は定期便に使用しているので、いずれ乗り比べてみたい。写真は、日の出桟橋駐車場で並んだはとバスのアストロメガ。今は5台いるらしい。

(過去記事)「
はとバスの新型2階建て『アストロメガ』登場!
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