日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】宮家 準著 「修験道~その歴史と修行」(講談社学術文庫)

2012-07-30 23:48:15 | 本・映画・展覧会
 吉野・洞川あたりを歩き、僅かばかりだが修験道に触れた気がした。そう言えばあのエリアでは、有名な「大峰の奥駈」などもある。そもそも山伏とは?から知識の整理をすべく、本書を読んだ。少々古い過去の著書からの引用部分もあるが、数百年にわたる宗派の興亡や修行の体系など、新たな学説でも生まれない限りは差し障りなかろう。

 山伏は、呪術師またはシャーマンとしての性格が非常に強いことが、一般の仏僧や神官と異なるように受け止められた。寺に籠って修行するのと、大自然の中で修行する違いか。時折メディアで目にする山伏姿、象徴的なのは袈裟についた「房」だよね?あれを始め、山伏姿の持ち物一つ一つ、名称だけでなくその形の意味するところまで解説がされており「そうなのかぁ」と思うところ多数。

 修験の方法についても、様々な行事の手順や参加者が細かに整理されており(とうてい覚えきれない)、同じく巡礼ならぬ修験の道についても吉野~熊野、葛城といったエリアの大まかな地図と修行の場所について記されており、行った者としてそのエリアの広大さ、修行の大変さがしのばれるものである。

 偶然ではあるが本書については、行った後で読んだことで厳しさ険しさの想像が容易につき、理解の一助となった。

 2012年7月22日 四万十川YHにて読了
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2012年7月22日 【旅行】どっきん四国(2)

2012-07-30 06:06:56 | 旅行・ハイク&ウォーク
 昨夜の宿泊で、現存する四国の全ユースホステルでの宿泊を達成、パチパチパチ。んで、この「奥地」まで来ますと、1泊で帰るのは本当に往復で時間の大半を使ってしまい惜しいので、もう1泊してく。

 朝、天気予報を見ると午後には崩れそう。昨日まで雨降りで地盤が心配なこともあり、四万十川源流までの1日がかり遠征はあきらめ。代わってぐっと楽な行程に選んだ先は「海洋堂ホビー館」。さらに「かっぱ館」が7月に追加オープンしたばかりと聞き、併せて行こうと思う。

 「チョコエッグ」の食玩で有名になった海洋堂、その後もさまざまなフィギュアをリリースし続け確固たる地位を築いた。それが何でこんな辺鄙な場所に!?廃校の体育館を利用したとは言え、社長の出身は海沿いの町…まぁいっか。

 フィギュアに興味があればもっと楽しめたかもしれないが、残念ながらそっち方面には疎い。とりあえずヘー、ホーと眺めて終わり。それよりも現専務が昔プライベートで仕上げたプラモデルのウェザリングの出来映えの良さに驚いた。三つ子の魂って言うのか、原点だな。河童の方は、全国から送られたコンテスト作品の一堂展示がメイン。ちょっとグロテスクなもの、癒しキャラ系風、風刺を織り込んだもの、真剣に見たらここだけで1日費やしちゃうかも。

 ミュージアム前の県道55号をそのままウネウネと海沿いまで下り、道の駅ビオスおおがたで休憩。四万十市(中村)にある温泉「四万十いやしの里」でリラックスしたのち、四万十川沿いにR411を遡上し宿に戻った。今宵は3名の客。

 本日の走行距離:約160km

 海洋堂ホビー館四万十
 http://www.hobbykan.jp/

 同館の紹介記事(日経TRENDY):
 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120724/1042079/

 四万十いやしの里
 http://www.shimanto-iyashinosato.com/

 四万十川YH 泊



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