カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

コモンウエルス・ゲームの運営について。

2010年10月06日 23時47分59秒 | スポーツ / SPORTS
 コモンウエルス・ゲームを観戦しに行った。

 観戦内容は後述するとして、
まず初めに言っておきたい事がある。

今回の開催は安全を最優先に考えて運営しているのだろうが、
観客を楽しませる事や、もてなすと言う意識は皆無である。

ことあるごとに言っていることだが、
インドと言う国にはサービス精神とか、
おもてなしの心とかは期待できない事は、
私にも十分に解っていた。

しかし・・・・本当に酷かった。

まず競技施設だか、
何とかこれは間に合わせた感がいなめない。
会場内のトイレの数が少ないし、会場の内部にない施設もある。

トラフィックについては、
最寄のメトロ駅から無料の送迎バスが運行されてはいる。
しかし競技場の入口から遠い場所に下ろされたり、
乗り場や行き先が明確に表示されていないし、
案内も不十分である。

                        

警備上の観点から意図的だと思うが、
競技場から入場ゲートが遠すぎる。
送迎バスで降ろされた地点から延々と歩かされるのだ。
しかも案内表示は無くボランティアや警官に、
こちらから聞かないと解らない。

入場に際してはテロ行為などからかなり厳しくなっている。
X線の検査の後に鞄など全ての持ち物を開けて中身をチェックしている。

持込禁止物については、HPやチケット、入場ゲートに明示してあるものの、
その場で没収と言う措置が取られ、警官の態度がとても高圧的である。

私は今まで警官にイヤな思いはさせられた事が無かったが、
今回はその横暴さに本当に腹が立った。

昨日と今日の2回、別々の会場に行ったが、
昨日は問題なかった「虫除けスプレー」と「ボールペン」が、
今日は没収された。(持込禁止物には記載されていない。)
一時預かりなどの措置は講じられておらず、返却はされない。

会場内での飲食は厳禁で、入場時に没収される。
会場内の野外で協賛スポンサーのハンバーガーとドリンク類の販売はあるものの、
たった1軒だけであり、しかもそこで購入したとしても、
会場内への持込は禁止、見つかった場合は没収処分である。

60Rs(約120円)のベジ・バーガー。
               


確かに皆様ご存知の通りインド人のマナーは最悪である。
他人の迷惑は顧みず、自己中心的であり、
公共の場所と言う概念が無いため、ゴミは捨て放題、
汚し放題にすることは想像するに容易い。

それにしても観戦中に飲食できないのは、どうだろうか?
野外には芝生はあるもののテーブルや椅子などの、
飲食スペースは設けられていない。

会場周辺を始め駅や街中にも、
ライフルなどで武装した兵士や警官の数がやたらと多い。
日ごろこのような環境にない諸国の人々は、ぞっとするに違いない。

インドに対する理解がある私ですら満足できないのだから、
参加各国から来ている選手や関係者、
応援団の人々にどういう印象を与えるのだろうか?

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コメント (2)
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