カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの聖者】 ~ サンダー・シング ~

2006年02月23日 22時50分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
聖なる導き インド永遠の書―「霊界創造の真理」いと高き心の宇宙へ

徳間書店

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この本、実はかなり前に古本市で見つけて買っていたのだが、
パラパラとめくって見ただけで、その辺に放り投げていた。
入院する事になって3冊の本を持って行った。

ひとつは文庫本で「ミリオンダラー・ベイビー」
もうひとつは胃癌の本で「Q&A知っておきたい 胃がん質問箱106」
そしてこの『聖なる導き インド永遠の書―
         「霊界創造の真理」いと高き心の宇宙へ』。


手術が近づいてきて、ようやく手に取り読み始めた。

                  

インドは凄い。偉大な聖者がいっぱいる。
その中の一人、サンダー・シング。スィク教徒として生まれた彼が、
祈りの中で神を求めた時に、現れたのがキリストだったという、
不思議な出来事。そしてキリスト教へ改宗。

サンダー・シングは、こう説いている。
神の心とその人の心が一致すれば、
来世でも神は必ず救ってくださる、と。

この来世と言うのは、死んだ後の世界の事である。
天国とか涅槃とかニルバーナとかモークシャとかの事で、
次回生まれ変わったら・・・の来世ではない。

神様は現世では、善人でも悪人でも同じ様に救ってくださる。
けれど改心していない悪人は、自分の犯した悪行のために、
決して天国へは行けない。来世では苦しみ続けるのだ。

                  

この本を読んで、また我が母の凄さを実感した。

昨年、悪性線腫に侵され、死にそうになっていた時にも、
母は一度たりとも「助かりたい。」とは言わなかった。

母は病床で「神様のお役に立ちたい。」と繰り返していた。
これを見た私は、神様の心と母の心が一致していたので、
神様は奇跡をみせてくださったのだ・・・と思っていた。

母は3ヶ月の闘病生活の末、
本当に奇跡的に回復し退院する事ができた。
今では日常生活を送れるまでになっている。

神はその人が乗り越えられない試練を与えないそうだ。
今回の病気は、私が乗り越えられる範囲の試練だったのだろう。
コメント (3)
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