実家の母が送ってくれたサクランボを息子と食べた。
私は果物の中でサクランボが一番好きなんだな。
だから母は昔のある日にみつけた、
すっごく美味しいサクランボを届けてくれる農園から毎年かかさず送ってくれるのだ。
で、今年のサクランボは実においしい。
だからとまらない。
私の器はあっという間に空っぽになった。
息子を見ると、
実に上品に一粒ずつ口に運び、ゆっくりと噛んでいる。
まだ半分以上も残ってる! ・・・・・いいなぁ。
見ていると息子は ティッシュを四つ折りにした上に
軸は軸で重ねて置き
種は種でまとめていた。
軸は乱れなくまっすぐ重なり合い
種の山は優しく丸く固まっている。
ティッシュの余白のバランスもよくて、
まるで懐石料理の一品みたいに美しい。
一方わたしと言えば
サクランボの実を口にくわえて軸を外すと、それをテンポよくゴミ箱に投げ込む。
ナイスシュート
そして食べ終わると今度は横を向いて 種をプッとゴミ箱へ飛ばす。
縁側でスイカの種を飛ばす要領でね。
こちらもナイスシュート
その繰り返しです。
家で息子と二人の時はそういう食べ方なの。
テーブルの上の息子の美しい始末を見てから 恐る恐るゴミ箱を見たら
他のゴミと混ざってカオスだった。
息子は人間だけど
私はサルなのかもしれない
と、しょっちゅう思う50才。
うたちゃんにかかると、いろんなものがキャハハとなりそうだ。