若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

空中ブランコ  奥田英朗

2004年08月17日 | 読んでる十四代目
空中ブランコ

文藝春秋

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新刊も読みます。「直木賞」とか「芥川賞」とか、「このミステリーが面白い!」なんかは、とりあえず読みます。ミーハーですから(笑)。

で、本年度直木賞のこの作品、飛行機の中で読みました。破天荒な主人公、精神科医・伊良部が巻き起こす(巻き込まれる?)患者とのやりとりに現代社会のストレスを軽~く笑い飛ばす…といった内容でしょうか。

突拍子もない非現実的なキャラクターを破綻無く物語りにしちゃうところは作家の力量をすごく感じる…んだけど…そんな読み方をしちゃって余り笑えませんでした、ゴメンナサイ。書評には「爆笑!」と書いてあるんですが、ゲラゲラ笑うよりもクスリとくる程度じゃないかなぁ。

前評判を聞きすぎると期待感が強すぎて「素」で読めないんですよね、ゴメンナサイ。じゃあ「賞」モノ読むなよって…。