オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」

2007年10月26日 23時06分57秒 | ほぼ、文庫本
お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人
 /吉村葉子/講談社文庫


タイトル、長っ!
この手のエッセイ本は、基本的に読まない方だと思いますが
たまに、魔が差して(!)手に取ってしまいます。
読んでて、まあ、確かにそうだなあ、と思うところも多く
かといって、おいらは日本人やなくてフランス人の感覚に近いんやん!
などと思うことはありませんが
んー、たとえば日本ではなくてフランスに住んでたら
もっと気が楽(何に対してだか)だったのか、と思わなくもなくて、
いや、でも、結局は、変わらない(変えるつもりもきっとない)現状が横たわるだけで。

これが書かれたのが今から少し前なので、内容的には
いやー、今は結構、こういうことしてる人、多いよ?
みたいなこともあります。それだけ日本人の生活も変化してきたんでしょう。
それを吉ととるか凶ととるかは置いといても、変化することは必要だろうと。
ちゅーかさ、変化するべくしてしてきたわけだろうしさ。
何も不便になるように変わるわけはなくて。

とか書きながら、んー、どうなんだろうな、
やっぱり日本には日本の風土っちゅーもんがあって、やね、
そこに無理矢理おフランスな事を持ってきても、そら無理!
なんやけども、利用したいところはすればええやん?みたいなね。
…結局どやねん!(爆)
ま、日常生活にちょっとした風を入れることは、できる、かもしれない。
ちなみに、ここに書かれている料理の話(ざっくり言えば、週末に買い物に行って、週末の半日か一日かけてそれを完成一歩手前まで調理して、冷凍庫に保存しておけば、日々の献立に困りません、みたいな話)と同じような話を、少なくとも20年以上前に読みました。
「聡明な女は料理がうまい」桐島洋子/文春文庫 にて。
こと、料理や台所まわりに関しては、こっちの本の方がおいらは断然好みだなあ。