オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

時津海関のこと

2007年10月12日 01時39分24秒 | 過去ログ
大相撲の時津風部屋で、新弟子いじめだか「かわいがり」だか、そんなような名目で親方までが一緒ンなって、一人の若者の命を奪った事件。
の善後策(だとは思えないんだけど)として親方が相撲協会から解雇され、あわや時津風部屋は閉鎖か?という事態になったものの、部屋の年長力士であるところの時津海関が現役引退、時津風親方となり、部屋を継承する、ということで事無きを得る。

ていうのが、まあ、大体の動きなんですけれどもさ。

おいらね、時津海関、好きなんですよ。
丁度おいらが相撲面白いなあ、と思って見始めた頃に彼が新入幕だったか、十両で台頭してきた若手の一人だったか、そんなような時期だったかな。
決して目立つ人ではなかったけれど、なんていうか、こう、真面目な相撲取りって感じでね、相撲の取り口も立ち合いで変化するとか、いなすとか、そんなようなのは滅多になかったような気がする。少なくともおいらの印象に、彼がそういう相撲を取った、てなことはありません。
何よりもね、その容姿ですよ、ええ(出たよ)。
今まさにテレビでよく映ってますけれども、今はほら、場所中じゃありませんから、頭は「大銀杏」ではありません。ぺたー、っとなでつけてるだけですわね。大銀杏はこう、この、首の上あたりのところが、こう、下膨れ状態(大爆笑)っていうかちょっとこう、ほにゃってなってるじゃないですか(っても見えないんだってば!さっきから「こう」とか書いてるけどさ!)。それがまあ、似合う似合う。顔立ちが和風な感じでございますからね、ほんとにまあ…ええ、おいら一目ぼれですよ。だってー!柴犬!みたいな感じですっごい可愛いんだもーん!(柴犬かよ!褒めといてそれかよ!ていうかそれは褒めてるのかよ!)(ベタ褒めですとも!!)
そんでもって、番付的にも、三役はいかなかったのかな、好きな割に詳しくないです、済みません。前頭の中でうろうろうろうろして、時には十両に落ちて、また戻ってきて。そういう、派手さはないけれども、息の長い力士、みたいな印象があります。それがいいんです。いやまあそりゃね、小結とかくらいにはなって欲しかったなあとも思いますけどね。

…。
小結時津海。いいなあ。見たかったな。(って、すでになったことがあったりしてなー…あくまでおいらの印象として、ですが、前頭までだったと思うんだけど…)

関取、33歳ですよ。おいらより年下ですよ。や、もうおいらより年上の力士なんて居ませんから。分かってるってば。ちぇ。
年齢的にはそろそろ引退か、てなことも言われていただろうけど、こういう息の長い力士はもうちょっと、少なくともあと2年は現役で居られたと思うんですよ。うまくいけばあと5年くらいいけたハズだと。
多分、本人もその心積もりはあったと思いますよ。
そんなような話もどっかで読みました。
部屋で一番の年長力士だってことですし、幕内でもありますから、恐らくこの一連の騒動の中で、早晩こうなるだろう事は予想してらしたと思います。
思いますけれども!

残念です。無念です。
時津海関の相撲が見られないんですよ、もう。
あー、もー、寂しいったらないよ。
しかも本人の意思じゃないんですから!
ぶっちゃけ、こんなのって、人柱とか人身御供とか、いやまあ厳密には違うけれども、似たようなもんじゃないですか。
いろんなことがもう、しっちゃかめっちゃかで、何をどう考えても大変で、稽古どころじゃないだろうけど時間は確実に過ぎていき、あと一月もすれば11月場所ですよ。えらいこっちゃ。
それでもとにかく、親方になって最初にした事が、件の力士の家に弔問に行った、てんですよ。そこでお父さんが関取に、いや、親方に仰ったそうですよ、
「がんばってください」
って。
おいらもう、テレビの取材でそう言う親方見て、涙でそうでしたよ。
ほんとに、ああもう、33歳ですよ、まだ!
年齢のことばかり言っても仕方ないですけれども、いやー、もー、チクショウ、誰が悪いんだ!
頑張れ、元・時津海。