オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

とりいそぎ。

2006年02月15日 18時17分25秒 | 過去ログ
今朝のめざましテレビの、多分7時前の芸能のコーナーだったと思う。

山田孝之に隠し子

って。新聞の見出しで見た。

ぇえ!?
そうなん!?

と思ったけど、別になんていうか、嫌悪感みたいなのはないよなあ。むしろ、そうかそうか、しっかり稼ぎな!(笑)って感じ。
あのはなまるカフェに出てたころは、もしかしてお父さんだったのかなあ。生まれてなくても、子供ができるってことは分かってるよなあ。あ、それとも奥さんが極秘で出産したとか?そのあたりは詳しく見てないから分からないけど。

ともかく、おめでとう! っておいらは言いたいよ。
なんか、また少し、山田くんが好きになった気がした。

「4TEEN」

2006年02月15日 00時04分02秒 | ほぼ、文庫本
4TEEN/石田衣良/新潮文庫

この人の代表的な作品(ていうか、一番メジャーな、よく知られた、認知度の高い作品)だと思われる「池袋ウエストゲートパーク」シリーズは、もう読まれましたか?(て誰にきいてる)
本書は、池袋シリーズの登場人物をがたん、と一段階若く(幼く)したような作品、だと思えば大きくはずれることはないです。
でも、あっちみたいなサスペンス?的な匂いはないです。事件はそれぞれに起こるけれど、小説というフィクションの世界において可能な限り現実的な事件、にとどまってる感じ。だからびっくりどっきり度(笑)は低いけど、だからこそ人間味が丸出しっていうか、身近に見える(思える)っていうか。

短編の連作ものなので、たとえば通勤電車の中でひょい、と一編を読むなんてのも可能だし、寝る前にちょっと一編を読むなんてのもよろしい。小腹が空いた時につまむスナック、のような小説って、なかなかありそうでないよな。とか思うのはおいらだけ?ていうかおいらが読まなさすぎ?知らなすぎ?
14歳という年齢は遥か彼方に遠ざかってしまった(!)おいらとしては、懐かしい感じもしたし、今時の子どもってこんなかな、ていう目新しい感じもした。まあな、まさにその真っ只中のおいらが読んだなら、もっと違う読後感があったと思う。多分、もっとこう、登場人物に同化してただろうし、もっと、んー、熱かった(笑)だろうと思う。そこはほら、年齢ていうものが邪魔をしてさ。だってー、おいら親の世代なんですからさー。うわもう、どういうこと!?

石田衣良の、(おいらが知ってる限りでの)どの作品を読んでも思う。
この人は優しいな、って。
どんなに「池袋~」でバイオレンスー!な展開になっても、普通に生活してるおいらには絶対に知る事のない裏社会ー!な描写があっても、本を読み終わって残るのは、いろいろあるけどやっぱ人間て捨てたもんじゃないんだよ、て事であり、めちゃくちゃあるけどやっぱもうちょっと生きるよおいらは、て事であり、どんな事があってもなくても基本は愛でしょ、て事なのだ。ま、それはおいらの基本姿勢がそうなのだろうから、おそらくどんな本を読んでもそう思うのだろうけれども、でもその事を差し引いても、石田衣良という人は優しい。に違いない。
文字の隙間、行間、ページの余白、登場人物のセリフの息継ぎの間。ともかく、心地良いんである。その事が優しさと直結していなくても、なんとなく彼の優しさの断片、のような気がする。…なんてのは、贔屓の引き倒しなんでしょうか、やはり。