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シニフィアン(signifiant)とシニフィエ(signifie)はフランス語を起源とする言語学用語で、シニフィアンは「意味するもの」「表すもの」を意味し、シニフィエは「意味されるもの」「表されるもの」を意味する。日本語ではシニフィアンを「記号表現」、「能記」などと表記し、シニフィエは「記号内容」「所記」などと表記するが、「能記」「所記」は古い表現方法である上、見ただけでは何のことか判らないため、最近では用いられることはない。

シニフィアンとは言語が持つ実体のことで、例えば海という言葉の「海」という文字や、「うみ」という表音のことを言い、シニフィアンによって意味されたり表される海のイメージや海という概念、意味内容がシニフィエということになる。ソシュールが創設したと言われる一般言語学においては、シニフィアンとシニフィエとが一体となったものをシーニュ(sign)、すなわち記号であるとしている。

ウィキペディア(Wikipedia)

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「ノーバイ」という発音の言葉があって、ほんとは「のうばい」、書くと「脳梅」。
脳梅毒のことです。病気の名前です。(すいません

上記の説明によると、「ノーバイ」「のうばい」「脳梅」「脳梅毒」はシニフィアンで、それが表わす脳梅毒という病気がシニフィエということになる。

ところで、ぼくの場合、「ノーバイ」っていう言葉は、少し表わすものが違うのだ。
ニーチェの脳梅毒とかじゃなくて、「すすめ!!パイレーツ」という漫画で、粳寅(うるとら)満太郎が父親の満次郎によく言っていた「このノーバイおやじ!」という台詞を思い浮かべるのだ。
ノーバイ(シニフィアン)→病気の脳梅毒(シニフィエ)。これは共通の概念と考えていいだろうけれども、「このノーバイおやじ!」という台詞は誰でも思い浮かべるものではない。

さて、このシニフィエというのは、共通の概念のみを指し示すのか、あるいは、個々おいて異なる概念でいいのか、というのことについて調べてみたが、いまいち分からない。でもたぶん、どうやら後者のようだ。

つまり、「可能世界ぐーちゃん」においては「ノーバイ」(シニフィアン)が、「『このノーバイおやじ!』という台詞」というシニフィエを表わすというは真であるのだ。
しかしもちろん「可能世界ニーチェ」においては、偽である。
つまり、この二つの可能世界においては到達関係がないのだ。
この場合、「ノーバイ」(シニフィアン)→「『このノーバイおやじ!』という台詞」(シニフィエ)は、「ある可能世界で真」(可能的に真)であって「あらゆる可能世界で真」(必然的に真)ではない。

簡単にいうと、言葉が意味するところの概念は人によってちがうのだ。

というようなある程度の年月を生きていれば、直感的にわかる極めて当り前のことを、長々と語ったことをここにお詫びいたします。
m(__)m

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