ちょっとタイトルがわかりにくいのですが、基本的にアンダーマイニング効果の話で、それを(表面的に)利用したやりがい搾取野郎の話も少しします、という感じです。
しかし、今年も終わろうというのに脚がちゃんとならなかったのがきついです。
たくさん歩くとももやふくらはぎなどがばりばりに張るんですよね。
三里(足三里)のあたりがきつし、膝のすぐ下あたりに激しい違和感が。
それはそうと本題に。
学校や会社などで非常によく起きる(起きている)であろうアンダーマイニング効果。
こちらのサイトではこんな説明が。
アンダーマイニング効果 その1
アンダーマイニング効果とは、過正当化効果ともよばれます。 「役に立ちたい」「達成したい」という内発的動機付けにより行動したことに対して、「報酬を与えられる」「圧力をかけられる」などの外発的動機付けにより、やる気が削がれてしまう心理現象です。
物質的な報酬ではなく、言語的な報酬を与える
やる気のない従業員に対しては、まず成績が伸びたらボーナスを支給する、というような外発的動機付けは非常に有効な手法です。しかし、反対にやる気のある従業員に対しては、期待や、賞賛の言葉といった言語的な報酬を与えるほうが、自己決定感や有能感を低下させず、内発的な意欲を向上できます。
こちらも、おおよそ同じような故tが書いてありますかね。
アンダーマイニング効果 その2
心理学者リチャード・ドシャーム氏の「自己原因性」という概念によると「人は自分で自分の行動を決めていると知覚している時には内発的に動機づけられるが、他者から統制されていると知覚している時には外発的に動機づけられる」とあります。行動に対して他者から報酬をもらうことで、行動の目的が「報酬をもらうこと」に変わってしまい、報酬なしではやる気が出なくなってしまうのです。
しかし、資本主義社会において会社などで仕事をしているのに報酬が嫌だということはないのですよね。
その場合、資本主義を否定しなければならなくなります。とりあえず政治家に適用してみてはどうでしょうか。
いや実際、報酬自体でモチベーションが低下するということはあまりないと思いますよ。
会社で良いことをして、評価されたと。報酬が上がったと。それで嫌な人っていますかね?
問題はそれに関して余分なものがついていることだと思います。
下世話なバカがいるんですよ。「いっぱい金が稼げるぞ。そうすればきれいなお姉ちゃんがよりどり(以下自粛」とかそういう話を始めるバカが。
あるいは、「駄目なら減俸」とか言ってみたり。不必要なことを言ったりやったりするのが駄目なんですよ。
一応ですけど、報酬の件はわからないでもないんですよ。
たとえば、「公務員は頑張っても頑張らなくても給料は変わらない」と言ってその仕組みを非難する人がいるんですよ。
その仕組みが事実なのか同課は知りませんが、そうだとしてもモチベーションが落ちる理由にはならないでしょう。
多少でも「自分は良いことをしているという」意識を持っているなら、まさに内発的動機づけになるわけですからね。
もちろん全く誰からも(言葉で)評価されないと続かないだろうとは思いますが。
でも民間は違うでしょ。
たとえば(旧)ワタミのような会社に入って仕事するのはおカネのためですよね。
そこに、社長が勝手に「ありがとう」の方が大事だなどと騙ることこそモチベーションを下げることに他ならないです。
人には「自分の行動は自分で決めたい」と望む自己決定の欲求や「できないことをできるようになりたい」と望む有能への欲求があります。アンダーマイニング効果は「自己決定感」や「有能感」の低下によって引き起こされるのです。
アンダーマイニング効果が起こる原因としては、物質的な報酬以外に以下のようなものが挙げられます。
罰の脅威
締め切りの設定
監視
競争
評価
「罰の脅威、締め切りの設定、監視」に関しては間違いなく低下しますね。「競争」は人によっては上がる可能性はなくもないですが。
評価は、それは致し方ないのであって、評価の仕方の問題です。
このあたりは、やたらと他人を支配したがるいかれポンチとかパワハラ莫迦とか、そのあたりが問題だと思いますね。
まともな人間、特に底の職場の責任者なら、自分の職場で働いている人間のモチベーションは落ちてほしくないだろうし、できるだけ高くあってほしいと思いますよね。
ところが、異常者はそういうことは考えないんですよね。むしろわざとモチベーションを落として支配したがるのがいるんですよ。
当然これは学校などでも起きますね。
単に勉強が好き、学問が好きなのに「受験、受験」と騒ぐバカとかにはうんざりしますよね。確実にモチベーションが下がります。
部活も同様で、単にそれが好きだからやりたいという人がかなりいると思うんですが、特に体育会系だと糞うるさい顧問だか何だかがいますね。
体罰などかます異常者もいますからね。やる気が起きるわけないでしょう。
しかし、学校というところは「指導」という言葉が大好きで、生徒(学生)の自主性など知ったことではないのですよね。
もちろん自主性に任せていたらどうにもならないというタイプの生徒もいることはいるんですけどね、バカタイプの先生はそういう区別がつけられないですからね。
良くいわれることですが、宿題の類はどのぐらい意味があるのかということになりますね。
まあ、やる気を削ぐという点では劇的な効果があるのは事実です。
大学の勉強に至っては、これはもう学問をやるところなわけで、そこに就職だのなんだのというのは確実にモチベーションを下げることにしかならないのですが、まるでそれが大学で「勉強」する目的みたいな考えの人がいますからね。
バカが多い社会はきついですよ。
生きるモチベーションが下がります。
今日はジョン・デンバーとドナ・サマーのプレイリストなのだ。
来年が最悪の年になりませんように。
John Denver - playlist
Donna Summer - playlist

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