【2006-2007年2月後半】
新たに獲得が確定したのはFWのフランク・ジャジェジェ選手だったが、ファビオ・アウレリオ選手は6月まで待とう。その時期に契約が1年未満ということは、来季の仕事を失うことを意味する可能性もあるから、選手は生活のために興味の無いクラブでも入団してくることがある。それが不可能なら、7月に未所属選手を獲得すれば良いだけの話。
イタリアリーグB・第33節
エンギス、バレーロという主力を欠いて、代役にザニョーニ、カサーレが入る。前半はジェノバのペースで何度もチャンスがあったが、相変わらずシュートを積極的に打ってなかった。そして、考えてプレイしてなかった。点が取れるチャンスがあったのに、前半無得点。すると、55分、先制点を献上した。もう、引き分けでも意味が無いから猛攻の指示をしたが、エンギスとバレーロがいないだけで、こうも違うのか。逆に相手に押されていた。結局、エラス・ヴェローナに0-1で敗れ、落としたくない星を落とした。
ジェノバCal 0-1 エラス・ヴェローナ
(得点) 55分 ジャンニ・ムサリ(エラス・ヴェローナ)
ボローニャは、また白星を1つ重ねて、これで差は18。順位も1つ落とし5位に。
イタリアリーグB・第34節
3位アタランタとの対戦。ここを落とせば、優勝という言葉すら言えないだろう。引き分けでも仕方が無い相手だ。この試合は、いつものサッカーをすることだけ考えよう。アタランタのGKは加藤良樹が先発する。
アタランタ 2-2 ジェノバCal
(得点) 7分 イゴール・ブダン(アタランタ)
57分 イゴール・ブダン(アタランタ)
72分 イェルーン・ケティング(ジェノバCal)
90分 ビファーラ(ジェノバCal)
7分、左のクロスからブダンがボレーで押し込み、アタランタが先制。その後は、終始ジェノバが攻めていたが、決定機も加藤の体を張った守備などで得点出来ず、前半を1点ビハインドで折り返す。それだけならまだしも、57分に、またもブダンにゴールを許し、2点のビハインド。ますます苦しくなるジェノバだが、試合は捨てない。72分、ケティングのシュートは加藤が体を張るも、威力が勝り、ゴールへ。1点を追いかけるジェノバは押していたのもあって猛攻の指示をかける。84分、ヘラルドがパスを上げる前にカットされ、クリア。ここはパスを出して欲しい、という瞬間だった。それでも、神の気まぐれか、ジェノバを完全に見放さなかった。アディショナルタイムにケティングのシュートを加藤が再び体を張って止め、今度は前にボールを出すが、そこにビファーラがボレーで執念の同点ゴール。ビファーラは、これがリーグ10点目。2-2で3位アタランタと引き分けた。
イタリアリーグB・第35節
ジェノバCal 1-1 バリ
(得点) 26分 ビファーラ(ジェノバCal)
67分 ヴィンチェンツォ・サントルボ(バリ)
CKからビファーラのジャンピングボレーで先制するが、後半序盤から攻められ、51分には危ない場面をバレイロが抑えるが、その後も攻められ、67分に同点のゴールを許し、1-1のドロー。