詐欺に遭う
新しいパソコンへの引っ越しがほぼ終わり、ブログも投稿できるようになった。それはそれでよかったのだが、その途中で詐欺にひっかかりそうになった。
ブログのページを開けていた時、「開く」の文字があるボタンが画面に飛び込んできて、うっかりクリックしてしまった。
「Microsoft・Security」のロゴらしきものが入ったページが画面を被い、このパソコンが危険にさらされているので、下記に電話をせよとの指示が書かれていた。あやしげなのでそのページ閉じようとしたが、にっちもさっちも行かない。(ここで{Ctrl}{ALT}{Delete}を押して画面を消すことができたのにと後悔している。)
やむなく書かれている番号にダイヤルしたところ、外国人なまりの日本語を話す人物が出てきて、指示通りにパソコンを操作するように言われた。その通りにしていると、画面のポインターが勝手に動き出し、電話の男はパソコンの検査の結果ハッカーに入り込まれて危険な状態にあるので、こちらで修復する。ついては、銀行口座に被害が出えていないか確認してくれと指示された。
ネットバンキングの暗証番号をこういう状態で入れることはできないというと、自分を信用してほしいといって、顔写真や肩書や履歴が入ったページが示された。
そこまでいうならと、暗証番号を入れ、口座残高に異常がないことを確認した。
次に、これからパソコンの修理を行うからと、メニューらしきものが示され、修理だけなら4万円、5年保証なら5万円、永久に保証なら10万円というような料金が書いてあった。
とりあえず4万円コースを頼んだところ。コンビニで4万円のカードを買ってくるように言われ、買い方まで細かく教えられた。
ここに至ってやっぱり詐欺だと考え、カミさんの助言もあってその段階で接触を打ち切ると先方に伝えたところ、もう修理を始めていて料金が発生しているので、払わないなら警察に連絡して40万円の請求が行くなどなど、懇願と脅迫をまじえた文句が連ねられた。
電話を切り、相手の妨害をかいくぐってパソコンの電源をオフにした結果事なきを得た。
ネットバンキングの暗証番号をすぐに変え、警察に電話して経過を説明した。係りの人の話では、マイクロソフトを名乗る同様の詐欺が頻発しているとのことである。
後で気がついたが、相手の電話番号はアメリカのものだった。その後、非通知の電話が数回かかってきたが、一切応対しないでいる。今のところ異常はない。
詐欺もいろいろと手が込むようになったものだ。桑原くわばら。
STOP WAR!