羽花山人日記

徒然なるままに

エクモ 延命機器

2021-02-22 18:00:04 | 日記

コカリナの稽古で2時間ほどドライブした。陽気はすっかり春の気配。気持ちが清々した。課題曲の『時代』(中島みゆき)を卒業し,次は『オルフェの歌』。難曲である。

今日の朝日新聞1面と3面に,エクモに関する記事が出ていた。エクモ(ECMO,体外式膜型人工肺)は,機能しなくなった肺に代わって血液中の二酸化炭素を取り除き,酸素を供給する。日本全国で約2,200台備えられているが,熟練した技術者10人のチームが捜査に必要で,実際に受け入れ可能なのは500台にとどまるという。重症のコロナ患者にとっては最後の砦といわれ,この1年間で289人が回復したという。

治療には最短でも2週間を要するが,高齢者の場合には3ヶ月に及ぶ場合もあり,回復の見込みが立たないときは治療打ち切りの判断を求められる。また,パンデミックのような事態が発生すれば,需要が供給を上回り,治療優先順位の問題が生じる。

わたしは3年前に,「リビング・ウィルと事前指示書」を作成し,その中で,もしわたしの意思が確認できないような状態になった時は,延命治療を施さないように指示し,この書類を家族全員に渡し,保険証と一緒に保管している。これはわたしの意思であり,意識があっても無くても変わらない。わたしのリビング・ウィルは,延命機器の使用に当たっての医療従事者の迷いを少しは軽減する効果はあるだろう

この書類を書いたのは82歳の時であり,もう十分に生きたと考えたからである。しかし,わたしは他人が延命機器を使って,人生の継続を願い,努力する行為を決して否定するものではない。むしろ尊いものだと思う。死はその人の意思によってのみ決められるべきであろう。意思に反して死を強要されるような状況は,歪んでいて不条理なものではないだろうか。

では死刑制度は?上記のテーゼに照らせば,否定されよう。しかし,わたしには結論を下すに十分な知識も考察も持ち合わせていない。考え続けよう

 

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蕗の薹

2021-02-22 18:00:04 | 日記

ご近所から蕗の薹をいただいた。わが家に春が飛び込んだ!

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