記念日
●貿易記念日
通商産業省(現在の経済産業省)が1963年に制定。
新暦1859年6月28日、江戸幕府がロシア・イギリス・フランスオランダ・アメリカの五か国
に横浜・長崎・箱館(函館)での自由貿易を許可する布告を出した。
貿易に携わる企業だけでなく、広く国民全体が輸出入の重要性について認識を深める日。
●パフェの日
1950年のこの日、巨人の藤本英雄投手が日本初のパーフェクトゲーム(完全試合)を達成
したことに因み、「パフェ(parfait)」がフランス語で「完全な(パーフェクト)」という意味である
ことから。
パフェ(仏:parfait)は、背の高いグラスに、アイスクリーム、フルーツを主体としてその他甘
い具材を加えたデザート。そのときどきにより、生クリーム、バタークリーム、チョコレートソー
ス、シリアル、ナッツなどを加える。フランス語で「完全な」という意味のparfait(発音:パルフ
ェ)から、「完全な(デザート)」の意味だと言われる。「パフェ」は英語の発音(「パーフェイ」に
近い)から。
●ニワトリの日
「に(2)わ(8)とり」の語呂合わせから、日本養鶏協会などが1978年6月に制定。鶏卵・鶏
肉の消費拡大が目的。
●雨の特異日
雨の降る確率が高い日。6月25日頃~7月2日頃は1年のうちでも最も雨の降る確率が高
い時期で、その中でも6月28日の確率は東京で53%と大変高くなっている。
※芙美子忌
小説家・林芙美子[はやしふみこ]の1951年の忌日。
代表作『浮雲』『放浪記』『めし』など。
スカビオサ(セイヨウマツムシソウ、Scabiosa)pincushion flower
【花言葉】「悲哀の心」「未亡人」「感じやすい」「恵まれぬ心」
【概要】
スカビオサ(マツムシソウ)属(Scabiosa)はマツムシソウ科の植物で、ヨーロッパを中心に
アジア、アフリカまで約80種類が分布する。園芸でよく栽培されるのは1年草のセイヨウマ
ツムシソウ(スカビオサ・アトルプルプレア、Scabiosa atropuruprea)や多年草のコーカ
サスマツムシソウ(S.caucasica)などで、鉢植えや切花として出回っている。
属名のScabiosaは、ラテン語の「scabiea(疥癬)」から来ている。この属の植物に皮膚病に
効くものがあることから名付けられた。種小名のatropurupreaは「暗い紫色の」という意味
で、caucasicaは「コーカサス産の」という意味。
和名のマツムシソウの由来は「松虫が鳴く頃にこの花が咲く」というものと、花が終わった後
の姿が、仏具の「松虫」(伏鉦[ふせがね]:叩くと松虫に似た音がするから)に似ているという
2説がある。
【特徴】
・セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草、S.atropuruprea)
原産地は南ヨーロッパ。草丈は30~100cmくらいで、葉は長さ約8cmの披針形で、羽状
に裂ける。葉の縁には鋸歯があって、互生する。
開花時期は5~10月である。花径約5cmで、花中心部にある頭状花と周辺にある舌状花
は密で盛り上がっている。花の色は元々暗紫色だが、改良が進んで青、ピンク、白、黄色な
どのものがある。花の後にできる実は痩果[そうか](熟しても裂開せず、果皮が薄く、種子に
張り付いて1つになったもの)。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/cc/P1000253_Scabiosa_
atropurpurea_%28Sweet_scabious%29_%28Oporto%29_Plant.JPG
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d7/Scabiosa_atropurpur
・コーカサスマツムシソウ(S.caucasica)
多年草で、草丈は100cmほどで、矮性種もある。基部の葉は線状披針形であるが、茎に
付く葉は羽状に分裂している。花はセイヨウマツムシソウに比べやや大きく径7~8cmで、
扁平。本来は淡青色だが、改良が進み白や濃青、ピンクもあり、花形も多彩である。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/21/Scabiosa_caucasica.J
http://idtools.org/id/cutflowers/key/Cut_Flower_Exports_of_Africa/Media/H
【詳しい育て方】
■季節・日常の手入れ
草丈が高くなる品種は花の咲く頃には倒れてしまうことがあるので、茎が長く伸びてきたら支
柱を立てたり、軽く紐などで茎を束ねておく。
咲き終わった花は早めに摘み取って株をきれいな状態にしておく。そうすることで次々と新し
い花を咲かせる。また、花が一通り咲き終わったら、茎を半分くらいに切り詰めると、脇から
新しい芽が出てきて再び花を付けることがある。
■日当たり・置き場所
一年を通して日当たりと風通しの良い場所で育てる。冷涼な気候を好み高温多湿が苦手で
、多湿になり蒸れると下葉が枯れてしまうことがある。夏の間はできるだけ涼しい場所に置
いて育てる。地植えにしているものは梅雨時期~夏に株元を敷きわらや腐葉土などで覆っ
て(マルチング)、地温の上昇を防ぐ。マルチングには雨による泥跳ねを防ぐ効果もある。
耐寒性は強いので屋外で何もせずに越冬可能。ただし、寒冷地など寒さの厳しい地方では
株元をマルチングして防寒した方がよい。
■水やり・肥料
乾燥に強く過湿に弱い性質がある。ただし、生育期に極端に乾燥させると花が咲かなくな
る。土の表面を触ってみて乾燥しているようならたっぷりと水を与える。真夏は蒸れやすい
ので気温が高い日中は避け、朝か夕方に水をやる。
肥料は生育期に1000~2000倍に薄めた液体肥料を時々与える。真夏や冬の休眠期は
根が生育しないので肥料は必要ない。
■用土
水はけの良い土が適している。赤玉土4:軽石砂4:腐葉土2の割合で混ぜた土を使う。
ややアルカリ性を好み、酸性土を嫌がるので苦土石灰を土に混ぜ込んでおく。
■植え替え
1・2年草のタイプのものは花後に枯れるので植え替える必要はない。多年草のもので鉢植
えのものは鉢の中が根でいっぱいになってきたら一回り大きな鉢に植え替える。地植えのも
のは3~4年に1回株分けを兼ねて植え替えると花付きが良くなる。適期は3~4月。
■ふやし方
1・2年草のものはタネまきで、多年生のものは株分けや挿し芽でふやすことができる。
タネまきの適期は9月、バーミキュライトなど清潔で肥料の入っていない用土を使う。ポットに
数粒まいて間引きながら苗を作っていくのが、手軽で管理しやすい。タネをまいて薄く土をか
ぶせた後、発芽まで乾かさないように管理する。発芽したら元気なものを1本残し、他は間
引き、薄めの液体肥料を1週間に1回与える。冬は肥料を与えない。春に暖かくなったら鉢
や庭に植え付ける。
株分けは春先行う。挿し芽は茎の先端を7~8cmの長さに切り取り、川砂やバーミキュライ
トに挿す。挿し芽の適期は春であるが、秋に株元から伸びてくる新芽を使って挿し芽を行っ
てもよい。
■かかりやすい病害虫
灰色カビ病は春~梅雨、秋~冬に発生しやすい病気で、多湿が原因。風通しの良い場所で
株が蒸れないように管理して発生を予防する。この病気にかかると、葉や茎、花にシミのよう
な斑点ができ、それが次第に広がっていき腐り、灰色のカビが生える。病気にかかった部分
はすぐに取り除く。株全体に広がった場合には処分する。
■まとめ
1・2年草のものと多年草のものがある
冷涼な環境を好む
乾燥に強く過湿には弱い
http://www.youtube.com/watch?v=9-RotWHWxRQ
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