【代】(しろ)
①ある物の代わりとするもの。代用
②代金・代価
③材料となるもの。
④あることをするために必要な部分
⑤田。田地。 (明鏡国語辞典)
先週書いた「負けしろ」が気になって調べてみた。
言われてみれば、ずいぶんと使っている言葉だ。
②としては「飲みしろ」「身のしろ金」。④としては「糊しろ」「縫いしろ」。
そして、⑤には「苗しろ」などがある。
金曜日は五年生が、観察田の「しろかき」作業を見学していた。
ふと思いついたのは、このあたりで「畦道」のことを「くろ」ということだ。
作物(稲)が育てられ、収穫があがる場所は「しろ」、それを区切る形で盛り上げられているのは「くろ」。ここに色の感覚はないだろうが、どこか面白い。
さらに「しろもの」(代物)という言葉の意味も興味深い。
「評価の対象として見たときの物や人」(明鏡国語辞典)
使う範囲はひろいがどちらかと言えば、否定的なニュアンスがある使い方だ。
「いれかわる・かわる」という意味をもつ「代」をどうして「しろ」と読ませたのかわからないが、イメージできるのは「まだ何もない、これから何かが発生する部分」ということだ。
ぼくらの毎日は「しろ」と向き合い、そこに価値ある何かをつくりあげていく…といった気障なまとめ方もできる。
①ある物の代わりとするもの。代用
②代金・代価
③材料となるもの。
④あることをするために必要な部分
⑤田。田地。 (明鏡国語辞典)
先週書いた「負けしろ」が気になって調べてみた。
言われてみれば、ずいぶんと使っている言葉だ。
②としては「飲みしろ」「身のしろ金」。④としては「糊しろ」「縫いしろ」。
そして、⑤には「苗しろ」などがある。
金曜日は五年生が、観察田の「しろかき」作業を見学していた。
ふと思いついたのは、このあたりで「畦道」のことを「くろ」ということだ。
作物(稲)が育てられ、収穫があがる場所は「しろ」、それを区切る形で盛り上げられているのは「くろ」。ここに色の感覚はないだろうが、どこか面白い。
さらに「しろもの」(代物)という言葉の意味も興味深い。
「評価の対象として見たときの物や人」(明鏡国語辞典)
使う範囲はひろいがどちらかと言えば、否定的なニュアンスがある使い方だ。
「いれかわる・かわる」という意味をもつ「代」をどうして「しろ」と読ませたのかわからないが、イメージできるのは「まだ何もない、これから何かが発生する部分」ということだ。
ぼくらの毎日は「しろ」と向き合い、そこに価値ある何かをつくりあげていく…といった気障なまとめ方もできる。
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