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桜と絵本と豆乳と

春の新書乱れ読み

2021年03月09日 | 読書
 先月のいつだったか、ちょっとした合間に立ち寄ったBookOffで、新書コーナーへ行き目に付くタイトルをバラッバラッとカゴに入れた。帰ってみて袋から出して書棚に取りあえず置くと、なんと節操のない?品のない?方向性のない?選書だなと苦笑した。いつものごとく風呂読書用なので、リラックス優先か。


 『モリタクの低糖質ダイエット』(森永卓郎 SB新書)…経済に関する生活防衛のための著書は数冊読んだ。では、ダイエット記録はどうかと思ったが、やはりこの方の発想は経済的だ。つまり、デブはいかに不経済か。誰しもそう考えることを実証してみせたと言っていい。全ては「出し入れ」の問題。その選択だ。


 『驚きの地方再生「限界集落が超☆元気になった理由」』(蒲田正樹 扶桑社新書)…わが町を含め、全国にある「限界集落」を抱える自治体は、何かしらのヒントを得たい。自分の心にもそれがあり手にした。京都市綾部地区を中心に様々な実践例が読んでいては楽しい。特に「図書館」を超える発想は刺激を受けた。


 『妻のトリセツ』(黒川伊保子 講談社+α新書)…数多くは読んでいないが、著者の目の付け所に感心する。この著は主として子育て世代の夫に向けられている。しかし、日常生活を見つめるポイントの比喩の素晴らしさに舌を巻いた。例えば「名もなき家事」「自我の『リストラ』」「言葉の飴玉」、使ってみたくなる。


 『遺言。』(養老孟司 新潮新書)…これは他の三冊とは違って、ナナメ読みができなかった。正直じっくり読んでも半分もわからないのが、養老先生の文章だ。だが、とても大切なことを述べている。まして「遺言」である。そして「久しぶり」の書下ろしである。今までは「語り下ろし」らしい。何を書いているか。明日へ


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