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桜と絵本と豆乳と

三冊の再読メモ

2010年01月22日 | 読書
 最近再読した三冊の一言感想メモを記しておきたい。

 『平成の校長学 学校バッシングとどう向き合うか』(向山行雄著 明治図書)

 2003年の著書である。現在、全国の校長会会長として精力的な活動を行っている。
 読みなおして改めて見えてくることがいくつもある。ただ個別の事項はさておき、読み終えるとやはりロマン多きという印象が強く残る本だ。
 ぜひ一度は生で話を聴きたいものだ。

 『吉永順一のTOSS流「学校改革」シリーズ第4巻』(明治図書)

 海浦小の研究紀要はほとんど読み切っている。当時は「必達目標」という言葉がかなり魅力的に思えたものだ。もちろん、今もその思いは残ってはいるが、現実に対応する課題はまた別に見えている。
 それをきちんと論理的に語れるかと問われた時、答えられるように組み立てておかねばと今考える。

 『新学力観と基礎学力』(安彦忠彦著 明治図書)

 これはもう十年以上前の著書である。
 先日「基礎学力」のところでも引用したが、改めて全編に目を通したら、唯一マーカーを引いた箇所があった。
 
 私たちは一体子どもたちにどのようなレベルやタイプの「思考力」などを求めているのだろうか。 

 「思考力のレベル、タイプ」ということが強く印象づけられたのだと思う。
 特に「タイプ」は今でもああそうかと思う。例えば表現力に比べて、様々な思考力があることはあまりふだん意識されない。正面きって取り上げている学校も多くはないだろう。
 一昨年、県の国語研大会でテーマとして扱われたことが新鮮に思えたほどだ。それを続けて考えてこなかった自分にも反省させられる。
 これも何かの形にしておかねばと思わされた。

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