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煌言33~読書する姿から見える

2016年02月29日 | 読書
☆もしも、「現在わが国の教育界における最大の欠陥は何か」と問う人があるとしたら、私は即座に、「それは現場の先生たちが、あまり本を読まないことだ」とお答えすることでしょう。
 森信三『教師のための一日一語』(致知出版社)


 その欠陥が最大かどうかはさておき、昔ほど教師が本を読まない現実はあるのかもしれない。
 どの時点の「昔」なのかという比較対象も検討が必要とはいえ、教師の読書量が上がったという話は正直聞いたことがない。

 仕事中心の読書、教養を求めての読書、娯楽としての読書…いずれにしても、「本に親しむ」姿が身体化している教師は、子どもの読書する姿を見たとき、声のかけ方に違いが生ずることだろう。
 同じような声をかけるとしても、その本やその本を読む子への興味がほんの少し重なっていくように思う。

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