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しっかりした玉止めの終り方

2008年03月19日 | 教育ノート
 「玉結び・玉止め」を習ったのは、たぶん小学5年生だと思う。
 指で糸をねじり慎重に引いていく…初めの頃ははりつめたような心でやっていたような気がする。うまく形ができた時の嬉しさも確かにあった。
 その形から「終」が出来たなんて思いもしなかったが、考えてみればナルホドである。句点、ピリオドにも似ているし。
 校報には糸玉の方を取り上げてみたが、自分に言い聞かせるのはしっかりした玉止めの終わり方だろう。
 今日は卒業式。
 
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 「糸」と「冬」の組み合わせ。
 「冬」は成り立ちに様々な説のある漢字です。糸の末端を結びとめる形からできたとされ、そのように糸を結んですべて終わるという意味から「終」になった説があります。
 また、冬は「たくさんの収穫物を貯えた一年の終わりの季節」という捉え方もあり、糸巻きの終わりまでたくさん糸を巻きつけた玉が「終」であるという説もありました。
 
 学校にとっての「終」も後者の意味のようにありたいものです。一年間の行きついた先は、やっぱり多くの収穫があってほしいし、新しい季節に向かってのエネルギーになる力が十分に蓄えられてほしいと思います。
 本校の19年度もそういう終わり方だと信じたいものです。
(3/18)
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