すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

人生の幅は質である

2016年07月30日 | 読書
 Volume12

 「人生の長さは自分で決めることが出来ないようです。どうも神様が決めているらしい。でも人生の幅は自分でも決めることが出来る。」 

 障害を持ちながら20代で会社の経営者になった垣内俊哉氏の言葉。
 この文章のあとに、90年を幅1キロで生きたときと、50年を幅10キロで生きたときの「面積(内容)」の比較が記されている。

 こういう独特の発想に初めて出会った。
 難病を抱えての壮絶な人生から繰り出されたものだろう。それゆえ「障害を価値に変える」という考え方が生まれてきたか。



 「人生の幅」とは、「質」と言い換えられる部分もある。
 しかしまた、「幅」の方がよりアクティブなイメージを持つように感じる。
 おそらくは行動が規制されるゆえに、より範囲を広げようという思考になる。
 それを実現させようという強い意志が、質につながらないわけがない。

 ただただ固定した道しか歩めなかった自分を叱咤してみる。

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