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はて、中華料理とは…

2018年09月23日 | 雑記帳
 再放送されていた『孤独のグルメ』シーズン7の最終話は、街の小さな中華料理屋さんだった。ニラ玉そしてエビチリ、さらにチャーシュー麺と王道をゆくようなメニューが美味しそうだった。都会でなくとも地方都市でもあるかなと思いつつ、はて「中華料理」とは、とかの地から帰国(笑)した食べびとは考えた。


 「三千年を6日で巡る」に書いたように、今回は食に関する強い印象を持てなかった。しかし昨日、家人とそんな話をしていたら、一つ一つの料理を思い出せば、結構いいものもあったと思い直した。特に四川料理は辛いもの好き人間には口に合った。麻婆豆腐はまさに本場の味。辛味苦手な人にはきつかったろうが…。


 ギョーザ料理専門店では10種類近くのギョーザが提供された。出すタイミングが悪くて印象低めだが、個人で出かけコースで食べたら堪能できたのではないかと、夫婦二人の意見はまとまった。「日本の中華料理とは味が違います」とガイドさんは言ったけれど、味以外の要素の違いが気になってしまい評価に反映した。


(クルミのギョーザでした)

 そもそも「中華料理」とは何か。その前に電子辞書にある「日本国語大辞典」「広辞苑」「マイペディア」では、見出しはあったが三つとも「⇒中国料理」となっており、一般名として中華料理は通っているが、正式には中国料理と言うようだ。キーワードは「油、とろみ、香辛料、種類の多さ、無駄が少ない、乾物類」だ。


 周知のことだが、中華料理の横綱級であるエビチリはメイドインジャパン。豆板醤に慣れない日本人向けに陳建民(鉄人陳建一の父)が考案したものだ。「孤独のグルメ」でのラインナップを見ると、やはり日本の料理の発想力、アレンジ力は強いと感じた。本場には確かに本場の味があるが、本物はどこでも目指せる。

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