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「標」は少し高いところへ

2008年01月17日 | 教育ノート
 「標」という字は使われる頻度が高いが、この字で個人的にすぐ思い浮かべるのは「雪標」である。
 現代ではいかに北国であっても死語と言えようが、喩えであればこの先行き不透明な時代には十分に光ってほしい言葉である。
 若い時分に学級通信をそのタイトルにしたことがあったが、今思えばちょっと背伸びした使い方だった。


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 木へんに「票」と書きますが、票はもともと「こまかい火の粉がひらひら目立ってとびあがる様子」から出来そうです。目立つことから「目じるし」「ふだ」の意味に転じたといいます。
 したがって「標」は、高い所にあるこずえ、また高くかかげた木の目じるしを表す言葉です。

 始業式で子供たちに「三学期は『ホップ・ステップ・ジャンプ』のジャンプの時期だ」ということを話しました。今まで身につけた力を生かしながら、勢いを失わないように、大きく飛躍してほしいものです。
 そのための「目標」は、少し高いところにあった方がきっといいでしょう。
 しっかり「標」を見て思い切って踏み切っていく…短い日数ですが励ましてやって下さい。
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