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命をことほぐもので…

2019年01月27日 | 雑記帳
 一週間前に県知事の話を聞く機会があった。少し明るい?話題として「自殺率」の全国ワーストが改善されたことを挙げられた。前日に新聞報道された件である。こうした相対的データは大喜びできる類ではないが、関係各位の尽力が報われた面は確かにあり、その意味で評価できよう。継続的に考えていくべき課題だ。


 さて、新聞記事を見た時何気なく、では全国ワーストはどこなのと表で探してみたら、山梨県ということがわかった。山梨というとこんな記事があるほど、地理的に目立たない?場所であり、秋田に似てなくもないかなと思った。ただ、以前読んだ記事で山梨は「健康寿命」で話題になっていたような…と思い出した。


 検索したら「山梨はなぜ健康寿命が長いか」というサイトもあるし、様々なメディアで取り上げられていることがわかった。それなのに自殺率ワーストとは…と、揶揄するつもりで書いているわけではない。そこにもし因果関係があるとすれば、健康寿命を伸ばそうと頑張る本県や町の施策に配慮も必要かと思うからだ。


 正月過ぎだったが、妙に頭に残ったブログ記事があった。それは、さくら社の横山社長が日経新聞記事を元に書かれた「30年後の死亡原因1位に驚きました」である。なんと「自殺」。自分はその頃は逝っているのだろうが、娘や孫、若い知り合いが暮らす世の中はそうなっているのかなと少し考えざるを得なかった。


 穿った見方をすれば、健康寿命を持つ人間だから、自らの生死の選択ができるとも言える。そう言えば昨年著名な評論家が自殺し、後に知人が自殺幇助の手助けをした罪を問われ話題になった。その例をどう考えるべきか、悩みはつきない。ただ「寿命」とは運命であっても「命をことほぐ」ものでありたいとは思う。


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