すぷりんぐぶろぐ

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風穴は小さい傷から

2009年01月28日 | 雑記帳
 気に入らない世間くんに一つ説教でもしてやろうかとその肩を叩いてみれば、振り返った顔は自分の顔だった。

 講談社のPR誌『本』に載っていた本多孝好という作家の言葉だ。

 わかるなあ、その感覚と思いながら、そうした風景を思い出さぬように、気づかぬふりをして、生きているのではないか、そんな気がしてくる。
 世間を構成している自分の存在をどの程度の重さで自覚しているか…まさしく陥穽状態か。

 しかしいくら思っても、全方向に力を発揮できるわけではない。
 風穴は、小さい傷から始まる。
 いつも具体的でなければならない。

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 と、そんな文章が書き散らしたドキュメントの中に入っていました。
 寝かせておいた?…そんなわけではないが、「風穴は小さい傷から」ということに我ながら少し納得。まあ、それぐらいの体力・気力しかなくなったということでもあるのだけれど。まだ時間はかけられるだろう。