なでしこジャパン、世代交代の難しさ

＜スポーツ雑感2015/8/9-2＞
世界の頂点を極めたチームの世代交代は難しい。サッカー女子日本代表の場合、ユース世代も世界で好成績をおさめているので、トップに追いつく選手が出るかと期待したが、むしろなでしこジャパンの選手との差は広がっているように見える。女王としての経験は何ごとにも代えがたいということなのか。加えて、女子の場合、フル代表チームにはW杯と五輪という２つの目標があり、それが2年続くことが世代交代をさらに難しくしている。

リオ五輪は、熟成したなでしこで！

＜スポーツ雑感 2015/8/9＞
サッカー東アジア杯。女子日本代表は、最終戦で中国に勝利し、1勝2敗で大会を終えた。この大会の日本代表は、約1か月前に見た女子W杯でのチームと比べるとかなり見劣りがした。ブームに火がついてから5年で、トップの選手層が厚くなるわけはないということだ。半年後のリオ五輪のアジア予選や来夏のリオ五輪では、結局、2011年に世界一となったなでしこジャパンが、5年をかけて熟成させた姿をみせることになるのだろう。

サッカーで雑学力アップ!?

＜スポーツ雑感 2015/8/4＞
2020年東京五輪・パラのエンブレムの話題によって、ベルギーのリエージュという地名を初めて知ったという声が多い。意外だった。サッカーファンならば、日本代表のGK、川島永嗣が所属していたのがスタンダール・リエージュであり、2000年にオランダとベルギーが共催した欧州選手権の開催都市の一つだったことを知っているだろう。確かに、あまり役に立つとは思はないが、サッカーはグローバルな雑学力を向上させるのだ。

アジアで勝てないハリルホジッチ

＜スポーツ雑感 2015/8/2＞
サッカー東アジア杯。女子に続いて、男子も初戦で北朝鮮に敗れた。ハリルホジッチ監督の就任直後の3試合はすばらしかったが、ここ2試合の公式戦はアジアを相手に1分け1敗だ。ハリル監督は、敗因として体調が万全ではなかったことを強調していたが、何度かあった決定的なチャンスを逃していては、勝ち目は遠のく。この後の韓国、中国との試合結果によっては、欧州組抜きの大会とはいえ、監督の責任を厳しく問われることだろう。

神宮外苑一帯の計画の見直しを！

＜スポーツ雑感 2015/8/1＞
新国立競技場計画は完全に白紙に戻されたのではなく、2020年東京五輪の主会場＝陸上競技場という前提は生きているようだ。陸上競技場となると、新国立の予定敷地では収まらないサブトラック問題になる。サブトラックを常設にするか仮設にするかで、五輪後の使用計画が変わってくる。こう考えると、今、必要なのは、新国立競技場計画だけでなく、スポーツクラスターと位置づけられている神宮外苑一帯の計画の見直しではないか。