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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2025/5/26>
岩井千怜が米国女子プロゴルフで自身初、今季日本人3人目となる優勝を飾った。特に、最終日は、7バーディー、1ボギーのー6というスコア以上に、完璧な試合運び、素晴らしいプレーぶりが光った。優勝直後の現地レポーターのインタビューに、通訳を交えずに英語で応えていたのにも感心した。岩井が初優勝を決めた12時間前には、国内大会で佐久間朱莉が2勝目を挙げた。同期、同郷の2人が日米で優勝するという貴重な日となった。


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<スポーツ雑感+ 2025/5/20>
終盤にかかってきた東京五輪・贈賄疑惑の角川歴彦被告の公判を傍聴した。今日は、弁護側からの被告人質問がおこなわれた。角川被告本人が回答するためか、先週までの証人尋問とはうって変わって、98席ある東京地裁104号法廷の傍聴席はほぼ満席となった。いつもの15人ほどの顔ぶれ以外は、角川関係者がほとんどのようだった。傍聴席で声を発することはできないが、角川被告の応援団というところか。

はじめに西弁護士からの質問に答えるかたちで、角川被告は、逮捕されて検察の取り調べを受けるまで、
1)KADOKAWAから高橋治之被告(公判中)へ金が流れていたこと
2)組織委理事の高橋治之被告がみなし公務員だったこと
3)間に入っていたコモンズ2という会社の存在
について、いずれも知らなかったと述べた。

東京五輪のスポンサーになることについては、公式ガイドブックの出版ができるという電通からの提案は良いと思ったが、それ以上でも、それ以下でもないと考えていた。スポンサーになることに反対ではなかったが、現場社員の高揚感に危惧を感じ、「夢をいだかないように」「(当初の)協賛金10億円の価値はあるのか」と忠告していたとも述べた。

その後の質問と回答のなかでは、東京五輪のスポンサー選定・交渉プロセスについて、すでに有罪が確定している芳原元担当役員、馬庭元室長らから詳しい報告を受けていなかったことが強調された。角川被告自身は、スポンサーになることとは関係のない東京五輪文化プログラムに参画する企画を進めており、
会社(役員会)として推進することが決まった東京五輪のスポンサーの件は、芳原元担当役員以下の業務だったとも話した。

角川被告の起訴理由は、芳原元担当役員、馬庭元室長と「共謀」して、高橋被告に贈賄をした疑いである。次回は来週27日(火)に、検察側からの被告人質問がおこなわれる。「共謀」性をめぐる攻防の本番だ。


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<スポーツ雑感+ 2025/5/13>
東京五輪・贈賄疑惑の角川歴彦被告の公判を、いつもの東京地裁104号法廷で傍聴した。
本日の証人は2人。1人目は、KADOKAWAと大広に関連した受託収賄罪で起訴されているコモンズ2代表の深見和政被告。なお、以前に「深見被告は公判中」と書いたが、現在、公判前整理手続き中で初公判の日も未定という状況です。ここに訂正します。
深見被告への尋問のテーマは、検察の取り調べ状況の確認だった。まず、主任弁護人の弘中惇一郎氏が尋問。深見被告は、2022年9月に逮捕され、10月に保釈されるまでの1か月弱の間の取り調べは、長時間にわたり、体力的にきつく、普段服用している薬を提供してもらえないなどで10kgほど痩せたとのこと。そして、取り調べをまとめた調書について、自分の証言内容とは反対だったり、まったく別の文章になっている部分の訂正を求めても、ほとんど直してもらえなかったし、削除もしてもらえなかった。しかし、連日の取り調べの恐怖心などから、署名捺印してしまったと証言した。
検察側の反対尋問で、調書の修正に応えた部分もあったことを確認したが、「焼け石に水」で、「人質司法」につながる検察の取り調べの不適切感が強く残った。
2人目は、事件当時、角川被告の秘書3人のうちの1人で、主に角川被告のスケジュール管理、出張、会食の手配、社用車の運行管理を担当していた女性。弁護側、検察側ともに、すでに有罪が確定している吉原元担当役員、馬庭教二元室長らと角川被告との会議の日程、場所等を再三確認していたが、そこから何を引き出したいのか、その意図はよくわからなかった。
今日の公判は、13時30分から16時30分までの3時間で終了。この2人で、すべての証人尋問が終わり、次回(5月20日)からは角川被告本人への質問となる。あらためて「人質司法」の実態が詳らかになることだろう。


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<スポーツ雑感 2025/5/11>
女子プロゴルフ「ワールドレディスサロンパス杯」のプレーオフに決着をつけたのは、PO1ホール目の申ジエの第3打だった。カップ脇50cmにつける、まさに「申ジエここにあり」というスーパーショットだった。最終日は、高熱で咳き込みながら粘り強くプレーする藤田さいきとの一騎打ちとなった。そんな藤田を勝たせたいと願う多くの観客の思いにも決着をつけたショットだった。大会を締めるにふさわしいラストショットだった。


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<スポーツ雑感 2025/5/7>
UCL準決勝、インテル・ミラノ対バルセロナの2ndレグは、1stレグ同様に点の取り合いになった。序盤から攻守にアグレッシブなインテルが前半に2得点。しかし、後半15分までにバルサが追いつく。追いつかれてからは、完全に死に体だったインテルが、最終盤の追加時間に同点、延長前半で再逆転し、劇的な勝利を収めた。力強い、粘り強いインテルとしなやかなバルサ。その持ち味の対比を楽しめた2試合、210分間だった。


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