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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



北京オリンピック観戦記(3)

女子サッカー 日本2対4米国
2008/8/18 NHK総合

日本の敗因は、体力差、体格差のように見えた。

前半の出だしから、先制点を奪うまでは、日本のペースだったが、徐々に米国のペースとなり、それとともに日本の守備ラインがずるずると下がってしまった。日本のパスまわしも、米国の中盤に押されるために、最終ラインの池田を経由するシーンが多くなった。
いつのまにか、トップの永里と大野がからむ場面が減り、前半終了間際に逆転を喫し、後半突き放された。

中2日での5試合目は、両チームとも同じ条件だが、体格の違いからくるスタミナの差を感じた。グループリーグでの米国戦からノルウェー戦、中国戦と、なでしこジャパンにとっては、理想に近づきつつあるサッカーをしていただけに、米国に力負けしたのは残念だった。

この試合、日本は先発メンバーは前の試合と同じだったが、右サイドの布陣を変えた。これまで中盤だった安藤を下げ、最終ラインの右サイドにいた近賀を中盤に上げた。これまでは、安藤がボールを保持したときに、近賀がオーバーラップしてチャンスを作っていたが、この米国戦では、そういうシーンが減っていた。佐々木監督は、何を考えて、布陣を変えたたのだろうか。波にのってきたチームに変化は必要ないと思うのだが。

準決勝には敗れたが、まだ3位決定戦が残っている。対戦するのは強豪ドイツだが、ブラジルに1対4と大差で負けたショックは残るだろう。ロスタイムで追加点をあげた気持ちを維持して、勇敢に立ち向かえば、日本サッカーにとって40年ぶりの、そして女子サッカーとしては初めての、オリンピックのメダル獲得が現実のものとなるだろう。

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