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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



NHKスペシャル「待ったなしプロ野球改革」(5/4 21:00~)を見た。
巨人・滝鼻、オリックス・宮内、ソフトバンク・孫の3人のオーナーが、プロ野球について語っていた。長年プロ野球界をリードしながらも、最近は、成績とともに人気の凋落傾向が悩ましい巨人。近鉄と合併して「バファローズ」と愛称が変わったオリックス。そして、ダイエーを買収したソフトバンク。当然、三者三様である。
しかし、なかでも、後半の宮内氏と孫氏の考え方の違いが、とても興味深かった。
プロ野球あるいはパシフィックリーグという集団として、どう生き延びていくか。米国のNFL(アメリカンフットボールのプロ・リーグ)を理想とし、共存を優先するビジネスモデルを築かなくてはならないとする宮内氏。それに対して、人為的なコントロールを加えることなく、自由市場で競争することをよしとする孫氏。
日本国内でのビジネスに徹すべきとする宮内氏。MLBと一緒になって世界一を決める試合をしようとする孫氏。
約20年もの間、赤字に苦しんできた宮内氏の苦悩も、今季からプロ野球団のオーナーになり希望にあふれる孫氏の心意気も、どっちもよくわかる。
しかし、やはり、やるならば、孫氏のようなチャレンジ精神をもってもらいたい。
「他のスポーツに与えられた環境と比べて、プロ野球は恵まれている。恵まれた環境にあるうちに、次の手を打つべきだ。やれることはたくさんある」と孫氏は言う。そのとおりだと思う。
宮内氏は、共存を目指す前に、競争に勝つことを考えるべきだ。
すでに他の球団はいろいろなことに取り組み、そして実際に答えを出しているところもあるのだから。

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