【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブの行きたがるベクトルと自分の行きたいベクトル

2020年01月01日 22時34分22秒 | ゴルフ

例えば ダウンスウィングで
ヘッドを振ってしまう動き

この動きは ヘッドがグリップよりも動いている
グリップが止まっているから 出来る のです。

確かに ヘッドには落下したいチカラ が働いています。

クラブの 鎌首を自分の方にもたげた姿勢
を考えれば その ヘッドが落下したいチカラは
クラブ自身を下に下げたい になっておかしくない
のですが、多くのゴルファーは グリップに掛かる
負荷を筋力や握力でねじ伏せて、グリップを
止めてしまい ヘッドの重さで ヘッドを動かして
しまいます。

勿論 それを「しなければ ボールに当らない」
なにかの 事前な動きがあるのも確かですが
どちらにしても ゴルフクラブのような重量を
使って何かする物体を動かせば なにがしかの
逆らえない力が 働きます。

クラブはその動かし方によって
長さなどを変え、結果として 重さ
打つ人に対する負荷 を変化させます。

そして 忘れがち ですが
その負荷には 必ず ベクトル 方向が
伴ってきます。

これから ボールを打つ
そして 動作として 左を向く とか
左に体重を移したい のに
クラブを 右脚の前で、体の右側で
重く、もしくは 長くしてしまったら
いったいどうなるのでしょう。。。

ダウンスウィングで クラブを円に
腕周りで振ってしまうと
創られる遠心力は 右下方
ボールを打つのとは おおよそ 反対の
負荷になります。

クラブが右脚の前で 外に 下に
重くなったら。。。
ボールを目標の方向に打つ のには。。。

そうですね
その掛かる重さと方向の
真反対の力で相殺するしか
方法はないでしょう。

ですから クラブを右側で円に振る
(腕を使って ヘッドを振る)
その行為をしてしまうゴルファーは
その時点で 体も開いて
左上方にクラブを引きつける動きで
そのクラブの作り出す不可抗力を
相殺する動きを 必ず します。


そう考えると すこし それにヒントが
あると言うコトです。

自分の特徴的な あまり芳しくない動きは
その 真反対の負荷を相殺する動き
と考えれば クラブの作り出す
その時のその方向への「不可抗力」を
消してあげれば それは自然に消える可能性も
秘めているということです。

そして もう一歩進んで考えれば
左に行きたければ
左に行かなければならない
クラブ姿勢 を作り出していけば
自分で意識しなくても 自然に
必然的に左へ行くことになる
と言うコトです。

今の クラブの姿勢 クラブの位置が
次のアクションの殆どを決めてしまう
と言うコトですから
感触と共に、想像力、推察力 というのは
必要になるでしょう。

こうなってると 次は こうなって
 という 展開力が スウィングを創っていく
と言えるのかも知れません。

そうなると トップから始めろ とも
トップで一度止まりなさい とも
言いませんが バックスウィング
テークアウェイ~テークバックの
勢いをつけるような動き は
クラブを ボールを打つ方向とは
反対方向に重く しかも ずれを
大きく作る動きになるのですから
せめて そこだけでも 改善して頂く のは
如何でしょうか。。。。。。。。。
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「スライスの正体」

2020年01月01日 19時23分20秒 | ゴルフ

413
グリップを支点にヘッドで円弧を描くイメージはこんな感じ…。


 何回も書きますが、本来重さとは 移動のエネルギーでなく、

留まろうとするエネルギーで ゴルフクラブの構造としては

先端部分(ヘッド)に 重さが集中している訳ですから、 

自然な流れ、使い方であれば先端の移動量~運動の方が

 重さ分マイナス…少なくなる筈です。

にもかかわらず、このようにグリップの移動量に対し

 ヘッドの移動量を多くしてしまえば

 それによって ボールの飛行、飛ばされる方とは

 全く別の 外へ 外へ とはらもうとする力が 加わります。
 

移動~運動のしていない状態を基本に

 打撃部分とボールの位置関係を把握しておき

 運動させると「増える重量」

 そしてボールに対し、外にはらもうとする遠心力…
⇒その遠心力は ボールとヘッドを当てさせないように 働く力と言えるわけです。


 定点であるボールとヘッドを当てさせるには 

その運動中に加わる力と同量分だけ 外にはらもうとする力

 ⇔しかもそれは立体的に働く。 の反対(立体的に)に引かなければならなくなります。

スナップショット 1 (2015-09-24 17-51)

外にはらもうとする分、同量引いて 
その量を相殺 しなければ、定点のボールとヘッドは当たりません。
特にダウンスイングの後半で ボールを打つかなり前の段階から
手前・・・手前上に引いておく力をかけて
 遠心力を消しておかなければならなくなります。
これが「スライス」の正体なのです。

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一方、質量の法則に乗っ取って
グリップとヘッドの移動量をほぼ同じ 質量がある分だけ、
ヘッドの移動量(運動)を減らすと クラブ(質量)に対し、
外にはらもうとする力が加わっても
その不可抗力はヘッドだけを振る方に比べると大変少なく
クラブ全体が遠心力によってはらむ度合いを
掴んでしまえば、遠心力に逆らわず
それ そのものを利用することも可能になります。
 クラブの見た目の長さが変わることも一つですが
これが自然な「インサイドアウト」をよぶことになります。
スナップショット 2 (2015-09-24 17-52)

勿論 多少手前に引く力も 遠心力に対抗する力もかけておかねばなりませんが、
 その量、度合は 
ヘッドばかりを動かす方に比べれば
ゴルフクラブのロフト角度やライ角度で消せる程度で
しかも、打撃する前にはあまりかからないので
重さが移動そのものの負荷になり 移動スピードを邪魔するものにはなりません。

これがフック・・・・というか左回転の正体です。

 

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