しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

新しいもの

2006-11-17 07:48:10 | 経済
携帯電話がクレジットカードのように使えるという話題。テレビのニュースで。
その企画に携わった携帯会社の人のインタビュー。
「回線使用による収益の限界は見えてきた。いまの収益を維持するために少しでも新しいサービスを開発しなくてはいけない。そうしないと企業として存続できない。」
たいへん率直なコメントで、つまり彼らもそんな新しい企画に意味を感じていないということ。
新しいものを生みだすためだけに新しいものを生みだしているという状況。必要かどうかは問題じゃない。
これは企画者にしても、穴を掘るために穴を掘るというある種の刑に処せられているのと同じで、追い詰められた心理が想像できる。
一方で、消費者が新しいものに飛び付くその仕方は以前ほど活気があるようには思えず、飽和ムードの中で新商品への反応はもっと鈍くなっていくのではないかと、これは希望的観測だろうか。
またいつか景気が良くなって、同じことの繰り返しだろうか。
もし、新しいのに不要な物があるというこの驚くべき事実を、とりわけ10代の人たちが知ることができれば、いくらか様子も変わってきはしないものか。
そんなふうに、ゆるやかな不買運動を組織していくということの可能性は?

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