美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

日乘 神武天皇

2007年03月11日 | 歴史

 

成19年3月11日(日)

  

  歴史のカテゴリーには入らないが,今日は神話レベルで神武天皇の崩御の日である。行年は127と137との説がある。神武天皇の祖父に当たる神が,有名な山幸彦である。
 もちろん実証的なことではなく,国家起源にかかわるストーリーである。ちなみに御生誕日は1月1日である。
 実証的な話では,実在の天皇とされる崇神・応神・仁徳天皇に比定されるのだという。
 しかし,DNAとしては,神武天皇にあたる祖先はいたのだろうなと,昔から思っているが,その辺はこれからも解明されないであろう。

 歴史のある國には必ず建国神話があるものである。

 神武天皇を描いた絵には金色の鵄が描かれている。
 これは天皇(そのときは磐余彦尊:いわれひこのみこと)が,各地の豪族を制する時(神武東征),もっとも抵抗した大和の長髄彦(ながすねびこ)
 と対峙したときに天皇の味方をするように弓の弭に鵄がとまったとされるからである。
 戦前は軍人・軍属で軍事で功績があると金鵄勲章を授けたが,その由来はここにある。


野田九浦「神武天皇の御東征」の一部


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