美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

日乘  みすゞ忌

2007年03月10日 | 詩人

平成19年3月10日(土)東京大空襲記念日

 

 東京大空襲が米国によって行われた。綿密な計画の下に囲い込むようにして我国民を焼死させた。明瞭な戦争犯罪である。
 しかし,この件で米国が謝罪したことはない。原爆投下のことすら当然の如くに考える国であるから。
 とはいえ,世界で自国の過去の過ちを国家として謝った国はほとんどない。英国はアヘン戦争などについて支那に謝ったことはない,韓国はベトナム戦争で自国兵士がしたことを謝罪したことはない。かつての植民地所有国で謝罪した国はない。
 その例外が先の戦争について謝罪した我国日本である(ドイツは国家としては謝罪していない。すべてをヒトラーらの責任にして個人賠償をしただけ。)。
 それでも我国の某新聞は謝っていないと糾弾するが,その新聞はマッチポンプのような新聞で我国が亡くなるまで糾弾するだろうから聴くに値しない。

 

 さて今日は童謡詩人・金子みすゞの命日。行年26。

 詩人・西条八十から「若き童謡詩人中の巨星」と称えられたが,結婚後,理解のない夫から詩作を禁じられ,しかも夫から病をうつされた末に,毒を飲み自ら命を絶った。
 地元・山口では知られた存在だったが,全国的になったのは矢崎節夫氏の再発見によるところである。

 


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