美島奏城  豊饒の海へ

豊饒の海をめざす、教育と文芸と風流に関する備忘録

早春賦 サクランボの花

2010年03月04日 | 風流

 桜桃の花。

 太宰治の命日を桜桃忌と呼ぶのは、その頃に桜桃の実(サクランボ)が熟するからではなく、遺作とも言うべき死の直前の作品が「桜桃」だからだそうだ。

とはいえ、その作品を読む限り、太宰がサクランボを食べながら上梓したようにも思える。